便秘の悩み相談室~規則正しい生活で食物繊維を食べても出ない時は?
- 2017.03.21
- 便秘に良い食べ物・飲み物
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便秘で悩んでいると、規則正い食生活を送るようにと言われたり、食物繊維を積極的に摂取するよう言われたりします。
しかし、意識してそのようにしていても便秘が解消されない場合には、どうしたらよいでしょうか。
便秘はどうして好ましくないのか
便秘の状態が長く続いていると、宿便が腸内で嫌気醗酵を起こし、有害なガスを発生させます。
また老廃物も腸から吸収されてしまい、肌荒れや吹き出物の原因となるばかりか、生活習慣病をはじめとした様々な疾病を引き起こす可能性があります。
そして当然下腹部がポッコリと突き出してきますので、スタイルもくずれ、ダイエットを行なおうとしてもなかなか成果が現れず、悩みの種となります。
毎日決まった時間に排便があるのが理想ですが、少なくとも3日に1回は必ず排便できるようにしたいものです。
便秘を解消するにはどのような方法があるのか
一番効果的なのは食物繊維です。
食物繊維は、腸のお掃除屋さんと言われるほどで、腸の壁面に剃ってゆっくりと進むため、頑固な宿便も後方に押しやる働きをします。
食物繊維はバランスよく野菜を食べることで摂取できますから、日々の献立を一工夫するだけで解決するでしょう。
日本には季節に応じて様々な野菜が穫れます。
野菜はできれば生のまま摂りたいものですが、味噌汁や鍋の具材にすると効率よく沢山食べることができます。
ほかには海藻やきのこも良い食材であり、カロリーが低いので沢山食べても問題はありません。
そして食生活が不規則で、外食ばかりしていると野菜が不足しがちですので、その場合はサプリメントや青汁などを利用すると良いでしょう。
食物繊維でも改善できない場合はどうすれば良いのか
その場合は正しい方法でダイエットを行なうことでお悩みは解消するはずです。
まず理想体重を割り出して、その体重にそったカロリー摂取量をします。
続いて有酸素運動です。
有酸素運動は体脂肪を燃料としてエネルギーに変える運動ですので、内臓に付着した脂肪をスッキリさせることができます。
内臓脂肪が落ちてくると、脂肪によって抑制されていた腸の正常な運動が復活します。
腸の蠕動運動は便を後方に押し出す役目がありますので、この働きを活発化させる訳です。
さらにダイエットを側面から助けるために、唐辛子由来のカプサイシンを摂ります。
辛いものは脂肪を燃やす有力なアイテムになりますので、食卓には七味唐辛子などを置く他、キムチを漬物としてそのまま、あるいはカレーの具にしたり刻んでチャーハンに入れるなどして、積極的に摂取します。
またヨーグルトなどから乳酸菌を摂取して、腸内環境を改善するのも良い方法です。
このような解決方法でお悩みはかなりの程度改善しますが、一見効果がなかったように思われた食物繊維も、継続して摂取し続けることが大切です。