ビオフェルミンは便秘に効くの?乳酸菌が腸に与える影響について
- 2016.10.04
- 便秘薬の選び方や使い方
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ビオフェルミンは整腸剤として最も有名で、1917年からおよそ100年もの間愛され続けてきました。人にはヒトの乳酸菌というキャッチフレーズでおなじみの、私達を守ってくれる乳酸菌のお薬です。
ビオフェルミンの成分とは
新ビオフェルミンS錠は、ビフィズス菌、フェ-カリス菌、アンドフィルス菌という3つの乳酸菌が有効成分になっています。
3つの乳酸菌がバランスよく配合されてそれぞれの役割を発揮して、腸内環境を整え便秘などを改善します。またこの3つの乳酸菌は、歯科での歯周病にも効果があることがわかってきました。
腸内環境が整うことで、便秘だけでなく下痢、軟便、腹部膨張、肌荒れなど様々な効果ももたらしてくれます。腸で風邪をひくといわれるほど免疫機能でも大切な腸内環境と、乳酸菌には深い関係があります。
乳酸菌が便秘を改善
ビオフェルミンSの乳酸菌の一つビフィズス菌は、数あるビフィズス菌の中でも大腸での定着性がすぐれたG9ー1とよばれるものです。炎症などにも効力があり、悪玉菌を抑えて善玉菌を増やします。
フェーカリス菌は小腸にすみつき、腸内バランスを整えます。ビフィズス菌、アンドフィルス菌のサポートをして善玉菌を増やします。アンドフィルス菌は、熱や酸に強くて直接腸に働きかけるため、腸内バランスや免疫機能が改善します。
そもそも乳酸菌は、糖類を発酵分解して乳酸をつくる細菌の総称です。乳酸菌が生産した乳酸が腸を刺激して、排便を促す作用があります。腸内環境を酸性にして便の水分量の調節をしてくれるため、硬い便、軟便などで腸内環境の状態を教えてくれます。
乳酸菌で便秘だけでなく健康と美しさも
腸内環境での乳酸菌の作用はすばらしく免疫機能のアップが風邪を始めアレルギーの炎症を抑えます。またデトックス作用でダイエット効果まであります。
そんな大切な乳酸菌が不足しておこす便秘は、体内に様々な悪影響を及ぼします。便秘が長引いてしまうと、腸内環境が悪化して悪玉菌がたくさん増えてしまいます。
その悪玉菌が毒素を出して血液によって身体の中のあらゆるところに運ばれ、肌あれもおこし老け顔になってしまいます。また便秘は腸内の発ガン性物質を体外に排出できずに、腸の粘膜を刺激してボリープをつくることもあります。
乳酸菌は私達の身体を守ってくれる大切な成分で、毎日必要なものです。ヨーグルトやチーズは動物性乳酸菌で、便秘には植物性乳酸菌が一番です。
やっぱり人にはヒトの乳酸菌ビオフェルミンですね。