便秘解消に便秘薬を使用!?【副作用についてご紹介します】
- 2016.06.02
- 便秘薬の選び方や使い方
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便秘に悩まされている人、意外と多いですね。
便秘になるとお腹がすっきりしなくて、一日暗い気分ですごすことになります。すっきりさせるために、便秘薬をのむことも、便秘を手っ取り早く解消する方法のひとつです。
便秘薬の副作用
便秘薬には副作用がないと思っていませんか?
便秘のため便秘薬をほぼ常用している方も多いかと思います。今まで何もないのだからと、特に副作用など気にしていないかもしれません。
しかし、意外にも便秘薬にも副作用はあります。
常用している方、最初のみはじめの頃よりも、薬の量が増えていませんか?
これは腸が薬による刺激に慣れてきているからです。
この状態が続くと、便秘が慢性化する恐れがあり、これも副作用の一つです。
便秘薬の種類
便秘薬は大きく分けると腸を刺激して蠕動運動を活発にして排便を促す薬と、便の水分を増やすことで排便させる薬の2種類にわけられます。
蠕動運動を促す成分であるアントラキノンを含む薬を長期に服用していると大腸黒皮症という症状がおき、腸の粘膜が黒くなり、腸の動きが悪くなって、便秘が重症化することがあります。また、腸を刺激して蠕動運動をおこすので、その刺激が強いと腹痛をおこすこともあります。アントラキノンはセンナや大黄がこの成分を含んでいます。
それよりも作用が穏やかなジフェルメタン系の便秘薬もあります。
市販の薬に多く含まれているビコスファートナトリウム、ビサコジルがこの系統の便秘薬です。この薬も腸を刺激して蠕動運動を活発にする薬ですので、長期に服用していると薬の刺激になれてしまう恐れがあります。
市販の薬を購入するときは、成分の確認をすることも大切ですね。
病院での処方薬にも副作用は有る
また便の水分を増やして排便させる薬は、便の水分を増すことで、便の滑りがよくなり、排便しやすくなります。腸を刺激する便秘薬とちがい、腹痛をおこしにくいため、病院の処方薬としてもよく使われます。
特にそのなかで、酸化マグネシウムはよく使われる薬ですが、副作用として吐き気などがあり、服用しすぎると高マグネシウム血症を起こして、死亡することがごく稀ですが、おこることがありますので注意が必要です。
吐き気がひどくなったりしたら、医師の診察を受けるようにしましょう。
簡単にドラッグストアなどで購入できるので、安心している人が多い便秘の薬ですが、意外と怖い副作用があります。
薬を服用するときは、服用量をきちんと守って服用しましょう。安易に薬に頼るのではなく、便秘を解消するために、食事に気をつけ、適度な運動をこころがけた生活をすることがまず一番大事です。
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