妊婦の便秘はどう治す?赤ちゃんに影響を及ぼさない便秘解消法
- 2015.12.04
- 便秘に関する豆知識
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赤ちゃんができて妊婦さんになると、色々な身体の症状がでてきます。
つわりなどはもちろん、息切れを起こしたり、貧血気味になったり、便秘になったりといった症状がでてきます。
今回は、便秘についてなぜ起こるのか、そして便秘になった時にはどうすれば良いのかといったことを説明していきます。
妊娠すると便秘しやすくなる理由
まず、なぜ妊婦さんになると、便秘になりやすいのでしょうか。
これには、大きく分けて二つの理由があります。
ひとつ目は大きくなった子宮が消化管を圧迫することで便の通りが悪くなるといった原因があります。
これは、妊娠することで赤ちゃんが育っていくとともに子宮が大きくなるので、その近くを通る腸を圧迫してしまいます。
そして、結果的に食べたご飯の通りが悪くなって便秘になってしまうというものです。
もう一つは、妊娠することで女性ホルモンの一つであるプロゲステロンというホルモンが上昇することによって、消化管の運動が悪くなっていくという理由があります。
これによって、食べたご飯がなかなか腸の中を進んでいかず、結果的に便秘になってしまいます。
これらの二つの働きによって妊婦さんは便秘になりやすく、実際に便秘になってしまって悩んでいる方もいらっしゃると思います。
食事で改善するのがおすすめ
しかし、これは妊婦さんに起こる正常な生理的な変化で、病気というわけではないのでそこは問題ありませんが、やはり便秘が続くというのは負担になってきます。
したがって、それらを解消するためには、少しずつ食事を摂取したり、消化に良い食べ物を食べるといったことが大事になってきます。
つわりなどで食べられるものは制限されてしまうかもしれませんので、好きなものを少しずつ、何度かにわけて食べるようにしましょう。
しかし、食事を少なくしてしまうと、赤ちゃんにも影響を及ぼしますし、妊婦さんにとっても良くありません。
また、ただでさえ妊婦さんは食べ物の匂いに敏感になることが多いため、食事が少なくなりがちになってしまうこともありますし、つわりがひどい妊婦さんの場合には、たくさん嘔吐をすることで、栄養不足になってしまったり、水分不足になってしまう可能性もあるので、食事の管理には十分に気をつけましょう。
まとめ
最近は食事量が少なかったり、ヤセ型のお母さんが多くなってきたため、低体重の赤ちゃんが増えてきています。
適切な食事をしたい、しっかりと栄養に気をつけたい、便秘があまりにもひどいといったどれかに当てはまる場合には、医療機関で相談しましょう。