便秘が原因の胃痛になる?溜まった便が引き起こす様々な症状について
- 2016.10.16
- 便秘に関する豆知識
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胃と腸は密接な関係にあり、体調やストレスなどによってどちらもとも機能が低下してしまいます。
そのため、胃痛と便秘が同時に起こることもあり、原因が療法とも同じだったというケースは少なくないとされています。
便秘とは
便秘とは、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態のことをいいます。種類はさまざまなものがあり、原因も異なってきます。
大腸のぜん動運動が低下することによって起こる弛緩性はとくに多い症状で女性がなりやすいとされており、排便をしたいという感覚が起こりにくくなる直腸性は便を我慢したり高齢者に多いのが特徴です。
痙攣性は大腸が緊張することで便を運ぶ機能が上手く働くなっている状態になります。
便秘によって起こる症状
症状としては、腹痛やお腹のハリ、肩こりや腰痛、肌荒れやニキビなど身体的な症状だけではなく美容にも大きく影響が出てきてしまいます。
胃痛の場合には、食道炎や消化性潰瘍、がんなどの胃腸に病気や疾患が発症していることで症状が出ているというケースが考えられます。重大な病気を患っている可能性もあるため、痛みが激しい胃痛と便秘を併発しているという状態の場合には、すぐに病院に行って診察してもらうことをおすすめします。
この二つが現れる病気としては、腹膜炎や腸閉塞、潰瘍性大腸炎などがあります。
また、ストレスなどが原因によって排便が困難になる過敏性腸症候群、慢性胃炎や神経性胃炎なども便通異常だけではなく疲れやすかったり、身体がだるいなどの全身症状が現れます。
改善するための方法
病気が原因の場合には、原因に合わせて治療していくことが大切です。
原因がストレスや食生活の乱れなどの場合には、まず規則正しい生活を心がけてホルモンバランスを整えて、自律神経の乱れをなくしていきます。日常におけるストレスを減らしていくことも重要です。
腸内環境を整えていくことも便通がスムーズになる方法のひとつのため、食事に食物繊維や発酵食品を積極的に取り入れていくことを心がけるほか、身体を冷やさないことも効果的だとされています。
筋肉をつけることも排便がスムーズになるため、腹筋やウォーキングなどを行なうことが有効です。
便秘薬や浣腸を使って排便する人もいますが、なるべく生活を改善したり排便を促すことのできるお茶を飲む、マッサージをする、ツボを押して腸を刺激することなどを行なっていくことがおすすめだとされています。