原因は病気かも?便秘の症状があらわれる病気とは
- 2016.03.11
- 便秘に関する豆知識
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便秘が習慣になってしまう人も世の中には大勢います。
しかし、その原因が体質や食生活などによるものではない場合もあることには注意しなければなりません。
慢性的に悩まされている場合にはその原因が病気であるということもあるので、一度は病院に検査を受けに行くと良いでしょう。
最も恐ろしい誰にでも起こる便秘を起こす病気
お通じがなくなって久しいという経験は誰にでもあるものであり、便秘はありふれたものとして認識されてしまいがちです。特に女性は悩まされることが多く、またなってしまったと思う程度であまり気に留めない人もいます。
しかし、慢性的に悩まされているときには原因となる病気がある可能性があるので注意が必要です。その中でも最も恐ろしいと誰もが思うのががんであり、大腸がんや直腸がんとなると便秘を伴うことになります。
症状として血便が出やすいということが特徴となるので、もし血便があったらすぐにでも病院に行って検査を受けたほうが良いでしょう。
腹痛を伴っていることが多い病気
便秘によって腹痛があらわれることはよくありますが、その痛みが別のところからきている場合もあります。
近年に多いのは過敏性腸症候群であり、下痢も伴うことが多いのが特徴です。便秘と下痢を繰り返していることが長い間にわたって続いていて、一度お通じがあると症状が軽くなるという経験をしていたら過敏性腸症候群を疑うと良いでしょう。ストレスが原因となって近年増えているものの一つであり、誰にでもなる可能性があります。
一方、吐き気や嘔吐を伴い、強い腹痛に悩まされている場合には腸閉塞も疑った方がよいかもしれません。腸がそもそも変形してしまって閉じてしまっているので待っていても回復はせず、病院にいって治療を受けることが必要になります。
この他にも女性なら卵巣や子宮に腫瘍ができて生じることがあるので注意が必要です。
腹痛の感じないときに可能性のある病気
場合によっては長い間にわたってお通じがなくても腹痛が生じない場合もあります。
そういった時にも原因となっている病気があることもあり、低血圧や貧血が比較的よくあるものです。めまいや息切れ、肩こりなどの症状がある場合にはこういった疑いを持ったほうが良いでしょう。
一方、甲状腺機能低下症や脊椎症などに加え、褐色細胞腫のように致命的にもなりうるものがあることから、腹痛を伴わない便秘を長く患っている場合には一度検査を受けることが大切です。