プロテインが便秘の原因?腸内環境を悪化させる意外な理由
- 2016.09.12
- 便秘の原因について
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プロテインは筋肉増強やダイエットに効果的だと言われており、毎日の生活に取り入れている人も多くいます。
しかしそれが便秘を引き起こす原因になってしまうというのです。
プロテインってどんなもの?
プロテインは簡単に言えばたんぱく質です。人間の三大栄養素の一つで、筋肉や皮膚、臓器、髪の毛などを作るために欠かすことができない栄養素です。
そのためたんぱく質が不足してしまうと髪の毛が細く弱くなってしまったり、筋肉が減少してしまいます。特にダイエット中で食事制限を行っている時にたんぱく質が不足すると、身体は今ある筋肉を溶かしてたんぱく質を身体を維持するために使います。
痩せたと思っても実際には筋肉が落ちてしまっているだけで脂肪はそのままになってしまい、体重の割に身体のラインがだらしない、というようなことになってしまいます。
またダイエットをやめると筋肉が減ったことで何もしていなくても消費するエネルギーである基礎代謝が低下してしまって、リバウンドしやすくなるとも言われています。
なぜプロテインが便秘を引き起こすの?
プロテインはたんぱく質です。肉もたんぱく質の一種なのですが、肉を食べすぎると便秘になってしまったり、便の臭いやおならが気になってしまうことがあると思います。
これはたんぱく質が腸内の悪玉菌のエサになってその数を増やしてしまうことが原因です。腸の中には善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3種類の菌が済んでいますが、腸の中で生息できるスペースは限られています。
悪玉菌が増えてしまうと腸の環境を整える働きのある善玉菌が増えることができなくなってしまい、便秘になる可能性が高くなってしまいます。
また、プロテインは水分で溶かして飲むのでお腹に溜まりますが繊維質が含まれていないため栄養分を摂取すると腸の中で小さく固まってしまいます。便の量が増えないことも腸の動きが鈍くなってしまうのでスムーズに排便できなくなる原因の一つになります。
プロテインを飲みながら便秘を解消するには?
繊維質や乳酸菌など、便秘を解消する効果があるものを一緒に摂取するようにしましょう。
プロテインを飲むときには水ではなく牛乳に溶かすようにしたり、腸の中で善玉菌のエサになって数を増やす働きがあるオリゴ糖を入れて甘味をつけるようにしたり、食物繊維を多く含んだ食べ物を積極的に食べるようにすれば便の量が増えるようになるので、スムーズに排便できるようになります。