辛い胃もたれやげっぷ・・・もしかして便秘が原因かもしれません
- 2015.11.14
- 便秘の原因について
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便秘にかかっていると思われる人はとても多く、一説によると女性の3人に一人は毎日きちんと排便できていないとさえ言われています。
毎日排便しないことがあまりにも普通になってしまい、数日間排便しない状態が続いても特に何も対策さえせず放置してしまうと言う人が少なくありません。
けれど便が長時間停滞することで、体にはかなり多くの悪影響があるといわれています。
便秘を繰り返すことの害
本来ならば口から食べたものは食道を通って胃から小腸へと移動するうちに消化吸収され、その後大腸を通って最終的に便となって体の外に排泄されます。
しかし、運動不足や食事内容の偏り、ストレス、腸のねじれなどさまざまな原因によって腸のぜん動運動が鈍り、便が上手く排泄されなくなるのが便秘です。
便が必要以上に長く腸の中に停滞することによって便は腐敗して有害物質やガスなどを発生させます。
そして有害物質が腸から吸収されたり、ガスなどによって腸が膨張することで、体にはいろいろな悪影響があらわれます。
便秘によって引き起こされる症状
便秘で便が排泄されずに詰まった状態が続き、便が腐敗したり発酵によって有害物質が作り出されて腸内に吸収されると、肌荒れなどの症状となってあらわれます。
便秘が続くと吹き出物ができてしまうと言うのはこうした原因によるものです。
また、ガスが発生することによって腸管が膨らみ、胃の部分まで圧迫するようになると胃もたれやげっぷが出るといった症状が出ます。
ガスが発生しておなかに強い膨張感を感じるのは便が停滞して腐敗したガスが充満することで感じる症状です。
辛い胃もたれやげっぷの原因
そして便秘によって老廃物が腸の中にたまった状態が続き、ガスなどがたまることで消化管の中に消化液がたまりやすい状態になり、その結果胃もたれを起こすことに繋がります。
便の腐敗や発酵によって生じたガスなどの影響でおならやげっぷなどが頻発するのも特徴的な症状です。
胃もたれやげっぷを解消するための胃腸薬を飲むよりも、自然な形で排便のリズムを取り戻せるような方法を実施するのがおすすめです。
腸に刺激を与える運動や、毎朝朝食を必ずとってその後に排便のための時間を確保するなど、ごく基本的な生活習慣を見直すだけでも排便のリズムが整いやすくなります。
便秘が慢性化すると胃もたれやげっぷだけでなく全身の健康に悪い影響を与える可能性があり、さらに大腸がんなどの大きな病気の原因にも繋がります。
まずは普段の生活を見直し、自然に便秘を解消することに努めるのがおすすめです。