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野菜を多く食べているのに便秘解消しない理由は?便秘に本当に効く食生活

野菜をたくさん食べているけれど、便秘がなかなか解消されなくて、悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。
実は、食物繊維は解消どころか、かえって症状を悪化させてしまうこともあることをご存知でしょうか。

食物繊維には2つの種類があります

便秘を解消するために良いといわれる食物繊維には、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があります。
水溶性食物繊維は水に溶けやすく、便を柔らかくする働きがある食物繊維です。
海藻類、こんにゃく、サトイモなどに多く含まれています。

一方の不溶性食物繊維は水に溶けにくく、便の量を増やして排出を促す働きがあります。
野菜、根菜、芋類、果物、豆類などに多く含まれています。

便秘で悩んでいる方の多くは、便が硬くて出ないということではないでしょうか。
そんな時に不溶性食物繊維を摂っても、便の量を腸内に増やすだけで、症状を悪化させてしまいます。

また、大腸が過剰に動きすぎることが原因のけいれん性便秘の場合は、食物繊維自体が腸へ刺激となるため、控えた方が良いでしょう。

体を冷やしてしまう野菜に気を付けましょう

押し麦

トマト、きゅうり、セロリ、キャベツなどの夏野菜は、暑い時期に体を冷やす作用を持っています。
体が冷えると血流が悪くなるため、内臓の働きが弱くなって便秘が悪化してしまう可能性があります。

冷蔵庫から出してすぐではなく、常温に戻してから食べたり、温野菜にするなどの工夫をすると良いでしょう。
また、これらの野菜は水分を排出するカリウムも多いので、硬い便で悩んでいる方は食べ過ぎに注意しましょう。

便秘を解消するための食生活とは

食物繊維を摂るなら、水溶性と不溶性をバランスよく摂ることが大切です。
もし不溶性食物繊維を摂る場合は、水分もしっかり摂るようにしましょう。

おすすめの食材は、水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれている、納豆、大麦(押し麦)です。
納豆の食物繊維は、水溶性と不溶性のバランスが良いだけでなく、納豆菌は腸内で善玉菌になるので、腸内環境を整える点でも優秀な食材です。
毎日食べるようにしましょう。

便秘解消に即効性が高いのは、大麦です。
大麦には不溶性よりも水溶性食物繊維のほうが豊富に含まれています。
普段の白米や玄米に加えて炊いたり、おかずに加えたりすれば、継続して摂りやすいのでおすすめです。

善玉菌を増やして腸内環境を整えるために、ヨーグルト、味噌、麹、ぬか漬けなどの発酵食品を積極的に摂ることも、便秘解消に有効です。

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