便秘に効果的なのは?【牛乳とヨーグルトの成分や効果を比較】
- 2016.06.22
- 便秘に良い食べ物・飲み物
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便秘に牛乳が良いという話はよく聞きます。しかし、牛乳を飲むと下痢気味になってしまうという悩みもよくあるものです。これは、大人になりますと、牛乳の中に含まれている成分を分解できなくなってしまうからだと言われています。
ですから、確かに牛乳を飲んで便秘を解消するという点では良いものの、そのために下痢になってしまうのでは本末転倒と言えるかもしれません。
牛乳の代わりにヨーグルト
それでは、同じ乳製品であるヨーグルトを牛乳の代わりに利用すれば良いのではないでしょうか?ヨーグルトにすれば、下痢になることもありませんし、それで便秘が解消されるのであれば牛乳より優れていると言えるかもしれません。
それに、ヨーグルトの中に含まれている各種の乳酸菌は腸内の活動を活発にし、色々な病気にかかるのを予防してくれる効果もありますから、一石二鳥と言えるかもしれません。
ただ、価格は牛乳のほうが安いということは言えるかもしれません。
便秘解消に発酵食品
腸内の活動を活発にするには、乳酸菌をはじめとした細菌の力を借りるのが良いと言えます。これは、乳製品に限らずとも、納豆であるとかキムチであるとか発酵食品を積極的に摂取するのが良いということです。
これらの発酵食品に含まれている善玉菌は、腸に良いだけではなく、血液をサラサラにさせて血栓を防ぐという役割も果たしてくれます。
特に、血栓になりやすいのは夜中から早朝にかけてと言われていますから、夕食時にこれらの発酵食品を摂ることが良いと言えます。
通常は、これらの発酵食品は朝に摂るというイメージがありますが、実は夕食時に摂取した方がより効果的だということなのです。
水溶性食物繊維の摂取も心がけよう
その他に、便秘を解消するためにオススメなのが水溶性食物繊維の摂取です。
食物繊維と聞きますと、我々はまず生野菜をイメージしてしまいがちですが、水溶性というのは水に溶けるという意味ですから、野菜が入っているトロトロとしたスープというイメージのほうが近いと言えるでしょう。
例えば、人参・ジャガイモ・玉葱がたっぷりと入っていてトロトロとしているカレーであるとか、キャベツがトロトロになるまで煮込まれているスープなどです。
あるいは、長芋を摩り下ろしてトロトロになったものでも良いでしょう。
このような状態をイメージして頂ければ、確かにこれらは便を固めてくれるのではないかと思えることでしょう。つまり、乳製品や発酵食品は便秘の解消に役立ち、水溶性食物繊維は便を固めてくれる訳なのです。