便秘薬で繰り返してしまう失敗「下痢」とるべき対策とは?
- 2016.05.03
- 便秘薬の選び方や使い方
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便秘は、女性の多くが悩んでいる症状で、美容の大敵とも表現されています。
これは、腸内にたまった便は発酵して有害なガスを排出した後に、血液に入り込み身体中に届けられるからです。
これにより、毛穴に生息している常在細菌に分解されてしまい、肌荒れや体臭の原因となる物質が生産されます。
このために、出来るだけ早く改善しなくてはなりません。
女性は便秘になりやすい
しかも、女性は黄体ホルモンの作用により、大腸のらせん運動が阻害されるうえに便の水分も吸収されてしまいます。
さらに、筋力も男性と比較すると弱いので、硬くなった便を自力で排出するのは簡単ではありません。
このために、ついつい便秘薬に頼りがちとなってしまうケースも少なくはありません。
便秘薬の危険性
ただし、便秘薬の中には依存性の強いものもあり、頼り過ぎると自力で排便できなくなってしまいます。
特に、大腸に刺激を与えるタイプの便秘薬の場合は、無理矢理便を押し出す様な内容となるので、肛門から遠い所にあるものまで排出してしまいます。
これは、便秘が改善された途端に下痢に見舞われるという危険があります。
便秘と下痢を繰り返し行うと大腸への負担が大きくなるので、悪性腫瘍などの深刻なトラブルを引き起こす危険があります。
実際に、現在の女性のがん死亡率のトップは、大腸がんとなっています。
このために、便秘はただ改善すれば良いというわけではなく、大腸に負担をかけないということを心がけなくてはなりません。
便秘薬に頼らないために
そのためには、普段の食事が非常に重要です。
便秘薬に頼り過ぎるのではなく、食事の改善により腸内環境を整えるということが基本的な便秘対策となります。
特に、野菜やフルーツなどの植物性の食品は、細胞壁を構成している水溶性食物繊維という物質を多く含んでいます。
この物質は腸内で水分を含んでゲル状になり、有害物質を吸着してまとめて排出します。
また、腸内に定着している善玉菌の餌になるので、内部の環境が正常化します。
そして生の野菜やフルーツには、この水溶性植物繊維と共に酵素という物質も豊富に含んでいます。
酵素は排出そのものに関与している物質で、便秘を解消するのに非常に有効です。
なお、この様に食事を改善したとしても完全に便秘を防ぐことは非常に困難です。
このために、どうしても便秘薬を使用しなくてはならないというケースもあります。
このときには、塩類下剤と呼ばれる下痢になりにくいタイプの便秘薬を選択するのが適当となります。
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