便秘薬の選び方【便秘の原因を知り、自分に合ったものを選びましょう】
- 2016.07.14
- 便秘薬の選び方や使い方
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便秘は多くの女性が悩んでいる症状の1つです。
その症状を改善しようと様々な薬品会社から便秘薬が販売されていますが、それぞれに特徴があるのをご存知でしょうか。
便秘になる原因
そもそもどうして便秘になるのでしょうか。
最も考えられる原因が食物繊維の不足による便秘です。
野菜や海藻類などに含まれている食物繊維には便のカサを増やしたり、腸の蠕動運動を活発にさせて排便を促す効果があります。しかしながら、食の欧米化などによって食物繊維の摂取量が低下しており、便秘に悩む人が増加しています。
その次に考えられるのが運動不足やストレスによる便秘です。
運動が不足していると筋力が低下して便の蠕動運動が弱まり、排便が正常に行われなくなります。
また、適度な運動はストレス解消に最適ですが、それが不足しているとストレスが溜まり自律神経の働きに異常をきたします。
そうなった場合、腸の動きが鈍くなって便秘になったり、反対に過敏になり過ぎて便秘と下痢を繰り返すといった症状があらわれるようになります。
その他に考えられるのが腸内環境の悪化による便秘です。
通常、腸内は善玉菌が多く存在していますが腸内環境が乱れていると悪玉菌が多くなってしまいます。そうなると腸の動きが鈍くなり排便されなくなります。尚、水分が不足していると便が硬くなって排便されにくくなるので、便秘の原因になります。
便秘が続くことで起こる体調不良
たかが便秘といってそのまま放置しておくと様々な体調不良を招く恐れがあります。
便とはいわゆる老廃物のため、それが排出されずにいると腹痛やガスが溜まることによるお腹のハリ、肩こり、頭痛、倦怠感、ニキビなどの肌荒れ、冷え症、むくみなどの症状があらわれます。
さらに便秘が悪化すると口臭や体臭の原因になったり、吐き気や食欲不振になる恐れもあります。それよりも酷くなると便が硬くなって動かなくなり、腸が詰まることによって腸閉塞を起こす危険性もあります。
過去には便秘による腸閉塞で死亡している人もいますので十分に注意する必要があります。
薬品会社によって様々な特徴がある便秘薬
便秘薬はドラッグストアなどで手軽に購入することができますが、薬品会社によってそれぞれ特徴があります。
例えば、ビサコジルなどの有効成分によって腸の蠕動運動を活発にさせ排便を促すタイプや酸化マグネシウムの水分を吸収する特性を活かして便を柔らかくしてカサを増やして排便しやすくするタイプ、食物繊維を配合して便のカサ増やして排便しやすくするタイプ、乳酸菌やビフィズス菌を配合して腸内環境を整え便秘を解消するタイプなどがあります。
このように便秘薬といっても薬品会社によって異なりますので、自身の便秘のタイプに合ったものを選ぶようにしましょう。