身体のしくみを知ろう!高齢の方の便秘改善方法
- 2015.12.14
- おすすめ便秘解消法
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便秘は男女を問わず加齢によって起こります。
高齢による便秘になるリスク差は、若い人の2倍となります。
高齢者の便秘の原因となるのは、肉体自体の衰えがあります。
腹筋まわりは腸の動きに直接影響を与え、この筋力の低下によって便を排出する力が減少します。
そして弛緩性便秘という腸も老化し、便がなかなか動かずに腸内で留まり、それによって水分が失われ便は固くなります。
高齢になると便秘になりやすい理由
高齢になると食事の量も減ります。
消費カロリーが減ることで消化機能も衰えてしまい、結果少食となり便の量が少なくなって排便の習慣が間遠くなってしまいます。
食事による水分摂取が出来ないことでも、便は固くなりがちに。
また、高齢になると飲む薬も増え、その薬の副作用による便秘も起こしてしまいます。
では便秘を解消するには、どのような方法があるでしょうか。
高齢の人に便秘薬は・・・
身体への負担を考えれば、安易に便秘薬を使用するのはよくありません。
はじめに出来ることは、食生活を改善してみることでしょう。
水分不足になることは前にもお伝えしましたが、便秘を解消するには便を柔らかくして出易くしてやることが重要です。
そのために水分を小まめにとることが必要で、1日に1500mlから2000mlを摂るように心がけてください。
特に朝は停滞している胃腸の活動を活発にさせるので、起きてすぐに白湯を一杯飲んでみてください。
お茶は水分補給と食物繊維が出来るのですが、カフェインは利尿効果があり必要な水分までも出してしまいますので、ある程度は水をのむようにしましょう。
それから腸の動きを助けてやる事も便秘解消に繋がります。
そのためには、乳酸菌や発酵食品などやオリゴ糖などの善玉菌を増やす食品を摂ります。
解消に役立つ食物繊維には水溶性と不溶性のものがあり、不溶性は消化が困難で高齢の方にはかえって負担となりますから、スープなど時間を掛けて柔らかくしてとる方法が良いでしょう。
高齢者でも筋肉をつくる為に動物性のタンパク質が重要で、積極的に摂るべき食品です。
便秘解消のために運動も忘れずに
運動は毎日続けていくために、無理をせず散歩や家事・庭仕事など全身を動かすことを意識します。
または腹式呼吸をしてみましょう。
横隔膜を上下に動かすことで腸に刺激を与えます。
その上で、脳の副交感神経をリラックスさせ、便秘を解消する効果までももたらしてくれます。
手軽に始められるウォーキングは、内蔵が適度に揺れる振動が刺激として腸に伝わり、大腸の働きを活発にしてくれます。