座薬の使用に注意!一時的な便秘解消より根本改善が必要な理由
- 2017.01.04
- 便秘「基本のき」
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体の不調の元となる便秘。
気にされない方も多いかもしれませんが、ほっておくと大変なことになりかねません。
便秘は改善しようと試みないとひどくなっていくことが多く、便が長時間たまると腸内環境が悪くなり内臓器官や肌質などにも悪い影響を与えます。
溜まりすぎると腹痛が起こり、あまりの激痛に救急車で運ばれることもあります。
便秘の解消法として座薬を使用される方がいますが、今回は座薬に頼らず、根本から改善する方法を考えて行きましょう。
座薬に頼るとどうなるの?
薬は使用すると一時的に腸内の便を無理矢理出そうとしますが、腸の壁に便が付着したまま残ってしまうことも多く、残った便が腸に悪さをしてしまいます。
一時的に出しても腸内環境が改善されているわけではないため同じことが起こり、また座薬を使用する。
これが繰り返されると座薬の刺激がないと便が出ない体になってしまうのです。
元の体に戻すことはかなりの時間と労力が要りますので、早めの対処と根本から改善するという気持ちを持つことが大切です。
根本から改善する3つの方法その1
では根本から改善するとはどのような方法があるのでしょうか。
①食事の見直し
②睡眠時間の見直し
③決まった時間にトイレに行く
まずはこの3点から見直して行きましょう。
まず①食事の見直しについてです。
健康な体を手に入れるためには野菜、海藻、肉、魚などバランスよく摂取することが大切です。
ダイエットと言って炭水化物を一切抜いてしまう人がいますが、便を出すためには炭水化物は必要です。
どうしてもダイエットしたい場合は夜ご飯の時だけ抜いて、朝と昼はしっかり食べるなどメリハリをつけた食事を心がけましょう。
そして水分摂取もとても大切です。
水分が少ないと便が硬くなり過ぎてしまうためスムーズに排便できなくなってしまいます。
特に汗をかきやすい夏や妊娠中、授乳中の方は水分が足らなくなってしまいがちなので意識して摂取するようにしましょう。
根本から改善する方法その2・その3
次に②睡眠時間の見直しです。
睡眠時間が極端に短い場合、体も神経も十分に休むことができず、自律神経のバランスを大きく崩してしまいます。
自律神経のバランスを崩してしまうと排便されるための信号が鈍ってしまい、便意を催さなくなってしまうのでそのままほっておくと長期間にわたり便が腸内に滞り、水分を失い、カチコチの便と変化します。
最低でも6時間はしっかりと睡眠をとったほうが良いでしょう。
最後に③決まった時間にトイレに行くですが、毎日決まった時間にトイレに行くだけでも体が排便しないといけないと認識し、自然とその時間に催してくるようになります。
毎日続けていると嘘のように決まった時間に出るようになるので、かなりのストレス軽減につながります。
毎日の生活リズムを整えることで腸だけでなく体全体にいい影響を及ぼすのです。