右脇腹が痛い!原因は便秘?考えられる病気と改善方法
- 2016.05.31
- 便秘「基本のき」
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チクチク・ズキズキとつらい右脇腹の痛み。
考えられる原因は色々ありますが、もしかしたら便秘が原因かもしれません。
可能性のある病気から、便秘が原因の際の改善方法まで詳しくご紹介します。
本当に便秘が原因!?右脇腹の痛みの原因は様々
右脇腹が痛いという場合、内蔵・皮膚・筋肉など原因は色々考えられます。
便秘が原因の場合もありますが、他の病気であれば早く医療機関を受診しましょう。
そのためにも、まずは自分の症状をよく把握することが大切です。
<右脇腹に痛みが生じることのある病気>
肝臓がん、腎臓がん、大腸がん
胆石、尿管結石
十二指腸潰瘍
虫垂炎(盲腸)、腹膜炎
胆道ジスキネジー
過敏性腸症候群
助間神経痛
帯状疱疹
助骨骨折
これらの病気の場合は、発熱や吐き気など別の症状も感じたり、痛みが激しくなってきます。ちょっとおかしいと思ったら、医療機関で受診した方が安全ですね。
原因がハッキリわかっていない状況では、内科に行くと良いでしょう。
その他に、リンパ腺が腫れることによって右脇腹に痛みを感じることもあります。
これは子どもに多い症状ですが、自然治癒することが多いと言います。
また、誰もが経験があることで筋肉痛があるでしょう。
運動することによって痛みを感じることはもちろん、猫背や姿勢の悪さにより筋肉の炎症を起こして痛むこともあります。
便秘による右脇腹の痛みは、ガスが原因
では、便秘が原因の場合だと、なぜ右脇腹が痛くなるのでしょうか?
それは、腸内に発生するガスが関係しているのです。
誰でも、コップ1杯程度のガスはお腹の中にあると言われています。
飲み込んだ空気や、食べ物を腸内細菌で分解することでガスが発生するからです。
腸内ガスのほとんどは便と一緒に排泄されると言います。
しかし便秘になると、食べたものが大腸内を通過するのに時間がかかったり滞留することで、腐敗して腐敗ガスが発生します。
その溜まった腐敗ガスが腸内を圧迫するため、右脇腹が痛いということが起こってしまうんですね。
おならをしたり、ガスが腸内を拡散したりすれば、一時的に痛みは収まります。
(この時にガスを排出するおならは、臭いです。)
また、下剤を使用して便を排出しても痛みは収まりますが、腸管壁面の腸粘液についた汚れが落ちていない状態では、ガスはまだ発生し続けます。
そのため、一時的に痛みがなくなっても、根本的な改善とは言えません。
便秘を解消して毎日スッキリ排便することで腸内がキレイになり、腐敗ガスが減少してこそ右脇腹の痛みの原因も改善したと言えるのです。
右脇腹の痛みだけではない!他の悩みも併発してしまう可能性
便秘によって溜まった腐敗ガスは、他にも様々な悩みを引き起こします。
理由は、腐敗ガス発生による毒素が腸管壁から血液中に吸収されるからです。
吸収された毒素で汚されて血液がドロドロになる・・・
ドロドロの血液と聞いただけで、体に良くないことが起こると想像できますね。
新陳代謝の低下・疲労・冷え性・肩こり・頭痛・肥満・肌荒れ・吹き出物・むくみ・臭い体臭や口臭・嘔吐・動脈硬化・自律神経のバランスの乱れ・免疫力低下など、他にも色々な影響を及ぼします。
便秘に悩む女性は多いですが、肌荒れや吹き出物などの美容の悩みも、もしかしたら同じように腐敗ガスが原因かもしれませんよ。
まずはガス抜きから。スッキリさせる改善方法
便秘解消すればいいわけですが、右脇腹が痛い状態では、まずは痛みをなくすためにガス抜きすることが必要です。
おすすめの改善方法は、マッサージやヨガのガス抜きのポーズです。
(マッサージはこちらで紹介しています)
- 仰向けに寝て、息を吸いながら片足を抱えて胸に引き寄せていきます。
- 息をゆっくり吐きながら、太ももをお腹に押し付けます。
- その状態で5~6回程度呼吸をします。
- 息を吸いながら、ゆっくり足を降ろして元に戻します。
- 反対の足も同じように動かします。
これは片足ずつ行う簡単な方法ですが、両足を抱えるガス抜きのポーズもあります。
基本は同じで、両足を引き寄せて抱え、お尻を持ち上げて腰を伸ばしているように意識をします。お腹をしっかり圧迫させることも大切ですが、ゆっくり息を吐くこともポイントです。
ガスが抜けて痛みの軽減ができたら、何度も同じ思いをしないために便秘解消しておきましょう。
- 善玉菌を増やして腸内環境を整える
- 適度な運動と睡眠
- バランスの良い食事と規則正い生活習慣
- ストレスを溜め込まない
毎日のちょっとした意識と正しい習慣で、右脇腹の痛みを改善することが可能です。