子供の便秘解消は食事、運動、トイレ習慣の見直し。慢性化する前に
- 2016.09.02
- 便秘「基本のき」
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便秘は大人だけではなく子供にも増えているといわれています。
便秘というと大人の特に女性が悩むものというイメージがあるのですが、幼い子どもが何日も排便することができずに重症な便秘になってしまい、医療機関を受診するという例は、今や決して特別なことではないとも言われています。
学校でトイレにいけない子が増えている
日本では特に男子が個室のトイレに入るということが恥ずかしいという気持ちを感じる子供が多いと言われています。
トイレに入って排泄すること自体が恥ずかしく人に知られたくないことという思い込みがあるため、学校で便意を感じても学校のトイレでは排便できずに、そのまま我慢することで慢性的な重症の便秘になってしまうというケースは決して少なくないようです。
そもそも人間は誰もがうんちもおしっこもするのだし、そのこと自体が汚い事でも恥ずかしい事でもないのだということを日本の子供は教えられていないためにこうした発想になるとも言われ、それでも子供達のこうした気持ちに配慮して学校のトイレの洋式化、個室化を進めるという動きもあるようです。
運動不足が心配される現代の子供を取り巻く環境
子どもといえば元気に動き回っているというイメージを持ちますが、最近の子どもたちを取り巻く環境は元気に走り回れる場所が近くになかったり、公園を利用するにもいろいろと制約を受けることが多いなど、子供たちが普段の生活の中で運動不足に陥りやすい条件が多いのが今の状態です。
もちろん住んでいる場所や地域によって条件は異なりますが、子どもたちが体を思う存分使って動き回るよりも室内でゲームなどに熱中することの方に時間を費やす傾向があることで、子どもの運動不足を心配しなければならない状態があることも事実のようです。
排便の習慣をきちんとつける
子どもの便秘の解消のためには、運動不足を解消してあげることや夜更かしなど生活習慣の乱れを直すこと、そしてトイレで排便する時間を毎日の生活の中で自然にリズムが整うように習慣化できるように手助けをしてあげる必要があります。
朝ぎりぎりまで寝ているのではなく、きちんと食事をとって一定の時間が過ぎれば自然に便意を感じるものです。
朝食を食べずに登校する子供の割合というのもかなり高いという報告もあり、親にも子どもにも朝の排便リズムを整える余裕がない生活を送る人が増えていることも考えられます。
けれども、子供の便秘を解消するためにはまずは家庭で毎朝排便の習慣をつけてあげることからが最も重要です。