便秘・下痢・吐き気は身体に毒素をだそうとしているから
- 2016.04.27
- 便秘「基本のき」
- 1228view
便秘や下痢、吐き気といった症状に悩まされる人は多く、それらを同時に患ってしまって日々苦しんでいる人もいるでしょう。
どの症状もつらいものであるのは確かですが、ただ身体が勝手に自分を苦しめているというわけではありません。
身体に溜まってしまっている毒素を何とかして外に出そうとしている結果として苦しい状態になってしまっているということを理解して、どのような対処をしたらよいかを考えてみましょう。
便秘によって引き起こされる症状
便が出ないでしばらくしているとだんだんと体調が悪くなってきてしまうことがあります。
最初によく感じるのが腹部が張っている感じであり、さらにそのままにしておくと腹痛が生じてきてしまうのが典型的です。
それと同時かやや遅れて出てくることが多いのが吐き気や頭痛、肩こりといった症状であり、便秘で苦しむと言う人の多くがこういった症状に悩まされています。
便秘によって諸症状が出てしまう原因
便秘になってしまった際にだんだんと色々な症状が出てきてしまう大本の原因は便です。
便が速やかに体外に排出されていけば良いものの、それが腸の中に収まってしまっていてだんだんと腐敗が進んでしまっているのが原因となっています。
腐敗にともなってガスが放出されることにより、それが腸の周りを圧迫して腹痛が生じてしまいます。
また、腐敗によって生じた諸々の毒素が排出されずに血液中に入り込んで体内を循環してしまうことにより全身的な諸症状がしょうじるようになってしまうのです。
吐き気がしてくるのは消化管の中にある毒素を少しでも外に出したいという反応であり、それによって頭痛や肩こりなどを引き起こしている原因を取り除こうとしているのです。
便秘と下痢を同時にもってしまうときの下痢の役割
便秘になっていて、やっと便意が来たと思ったら下痢になってしまうこともあります。
これもまた吐き気と同じで毒素を外に出そうという働きの一つです。
便が出ない理由として、硬くなってしまった便が便の流れを滞らせていたり、腸の形が変形してしまっていて便が通らなくなったりしてしまっていることがよくあります。
こういった際に腸の中に溜まってしまっている腐敗した便を少しでも通そうという身体の働きによって水溶性の便にすることで、たとえ通れる管が狭くなってしまっていたとしても少しでも外に出そうとしているのです。
こういった形で毒素を出す役割を果たしているのが原理なのです。