便は健康のバロメーター。便秘に限らず便の状態、色や形はチェックすべし
- 2017.02.01
- 便秘「基本のき」
- 1390view
便秘に悩まされている人は少なくありません。
本来は食べたものは翌日には便になって排泄するというのが体の本来のリズムであるはずなのですが、中には自分が便秘になっているという意識すらない人さえいると言われるくらい便秘が慢性化している人が多いのが現実です。
便は体の中の様々な状態を映すものでもあることから、便秘の解消も含めて日頃から自分の便の色や形などに興味を持つことが大切です。
健康な便の状態とは
人の体は食事をして体内に摂りいれた食物は一定の時間を経過したら体外に便となって排泄されるという仕組みが備わっています。
そして本来ならば毎日排便があるもので、便は今の健康状態を映すとても重要なものでもあります。
本来は毎日硬すぎず柔らかすぎない便がバナナ2本分くらいの量がするりと排便できるのが理想的だと言われ、食べたものによって色に変化はあるとしても、形のない水状態の便や、排便に苦痛を伴うようなカチカチの極端に硬い便というのは健康的な便とは言えません。
便秘になっている事に気づいていないことの重要性
きちんと毎日決まった時間に健康的な便を排泄できるのが本来の姿であるにもかかわらず、毎日排便しないという人は驚くほど多いと言われ、2日あるいは3日に一日程度の排便が日常的になっているという人は、ある調査によると特に女性に限っていうなら2人に1人とも言われるほどの割合だとも言われています。
あまりにも多くの人がこのような排便状態のためか、毎日排便しないことが便の状態としてはかなり不健康な事なのに、そのこと自体に気が付いていないという人が多いことも大きな問題だと言えます。
これは場合によっては子供時代からの習慣が関係していることもあるのですが、毎朝決まった時間にきちんとトイレに行くという習慣が身につかないまま大人になってしまうと、そのまま定期的な排便のリズムが身につかず、慢性的な便秘になってしまうことにつながるとも言われています。
まずはトイレの時間をきちんと確保することから
健康な便の状態で、毎日排便できることは本来自然に整う体のリズムなのですが、食生活や生活習慣が乱れると排便のリズムも乱れがちになってしまうことにつながります。
極端に睡眠時間の少ない夜型の生活をしていて朝起きるのが遅く、食事もとらずに、もちろん排便もせずに職場や学校へと飛び出していく、こんな生活を続けていれば排便の習慣など身につくはずもなく、便秘を助長することになってしまいます。
まずは生活習慣を見直し、毎朝のトイレの時間の確保から始めることが必要かもしれません。