中学生くらいからずっと、かれこれ20年近く便秘に悩んでいました。私は炭水化物をとり、ヨーグルトを食べ、焼きいもやゴボウのようないかにも食物繊維のかたまりみたいなものを食べていても、逆に出にくくなります。とくに旅行先やちょっと環境が変わるだけで、何日も出ないということが珍しくありませんでした。

便秘がひどいときはイモ類や根菜ばかり食べていたのですが、私にとってはそれは逆につまらせるものだったのかもしれません。 食物繊維でも水溶性の寒天や、海藻をよく食べるようにしました。またみそ汁やスープ、サラダのドレッシングなどにココナッツオイルやエキストラヴァージンオリーブオイルなどをちょこちょこかけて食べていました。そしたらするっとしたものがでるようになったと思います。 また、手でお腹まわりをさする（大腸がありそうなところを上から指圧する）だけでも腸のぜんどう運動が活発になり、スムーズに出せるようになりました。 さらに効果的だったのは床に寝そべって、ごろごろと仰向けになったりうつぶせになったりとゆっくりめに回転するだけで内臓が重力で動くので腸の刺激になりました。

まずは焦らずに自分にあったやり方を見つけることです。見つけるためには、ためらわずやってみること、挑戦してみることのみです。 私は雑誌やテレビなどいろいろなところから情報をかきあつめて、できるかぎり実践してきました。中には逆効果だったものもあります。 でもやらなければ結果がつかめない、もしかしたら自分にあった方法がみつかるかもしれないので、自分の体を研究テーマにして、いろいろやってみることです。 そしてストレスをなるべくためないことです。過度なストレスを受けると便秘がひどくなると思います。 どうしても出ないときは最後の切り札下剤に頼ってしまいますが、下剤も体にいいもの（水酸化マグネシウムとか）を選んだほうがいいです。自分の体は一生自分とつきあっていくのですから、自分が一番、どんな名医よりも自分の体のことをわかっている人になっておきたいものです。