３０代後半から胃下垂がひどくなり、内臓下垂も酷くなってきていることに気づきました。それにともない、骨盤内の冷えや便秘が起きるようになりました。胃や腸が下垂することで、内臓がひしめき合い、血行が悪くなることで腸の動きも悪くなっていたのでしょう。

下垂した内臓が原因だと思ったので、もとあった位置に内臓を戻すことで効果があると予想しました。下がった胃や腸を上に上げるために、寝た状態でお尻をできるだけ高く上げて、胸の方へ内臓を戻すことを意識しながら、お腹を下から上へマッサージしました。 お尻を上げることが辛い場合は、お尻の下に枕やクッションをしいたりして、５分ほど続けました。 立った状態で下腹部がポッコリしているような人だと、内臓を上へ戻したあとは明らかに下腹部がへこむので、確実に内臓が上へ上がったことを実感できると思います。内臓が上がると、下腹の血行がよくなり、腸の動きも良くなりますし、狭いスペースに縮こまっていた腸が延びるので、スムーズに排便できます。 不飽和脂肪酸や食物繊維を含むアボカドや、腸内の潤滑油の役割をするオリーブオイルをとることも有効です。

便秘は、人それぞれ原因が違うものです。運動や食事、体質、ストレスなどの精神的なものなど、多種多様…。まずは、自分の便秘の原因を知ることが大切だと思います。原因によって、効果のある対処法は変わってきますから、食生活や日常の生活習慣などの見直しをすることから始めましょう。 性別や年齢によっても、便秘になりやすさは違ってきますから注意しましょう。 食生活や運動など、一般的に良いと言われるものを試しているが、なかなか効果がでない場合は、対処法を変えた方がよいです。自分には合っていない方法なのかもしれません。便秘はとてもつらいものですから、無理せず便秘薬などに頼ることもときには必要です。頭痛や吐き気、肌荒れなど、ますますストレスになってしまう要因になるので、我慢しすぎず、適度に薬に頼りましょう。