20歳の頃、細身のパンツが履けるようになりたいと、運動ではなく食事制限のみの過度なダイエットを始めたのをきっかけに、便秘に悩まされるようになりました。それ以来３日お通じがないのは当たり前で、一週間出ないでお腹が張って辛い時もありました。

便秘に悩まされるようになってから、テレビや雑誌、周りからの情報で便秘にいいとされるものはいろいろ試しましたが、結局自分に合っているのか分からず毎回断念してしまっていました。その時、便秘という言葉とは一切無縁だった学生時代の事を考えたのですが、その頃はクラブ活動などで毎日体を動かしていて、水分もよく摂っていた事を思い出しました。社会人になって体を動かす事も減り、意識しないと水分もあまり摂らない方だったので、そこをまず改善してみようと、喉が乾いてなくても水分をこまめに摂るようにし、週一回のヨガに加えて毎日寝る前にストレッチをするようにしました。それだけでほぼ毎朝のように同じ時間帯にお通じがくるようになりました。すごくシンプルな事ですが、まずは基本に戻る事がすごく大事なんだなと実感しました。

便秘がひどくなると、最終的に便秘薬に頼ってしまう事が多いかとは思いますが、その時の体調によって薬の効き方も全然変わってくるし、無理矢理出すというところで体に大きな負担を与えてしまっていると思います。便秘薬に頼り過ぎてしまうと、最初は一錠でも効いていたのが効かなくなったり、最終的には薬無しでは自然にお通じもこなくなる可能性もあると聞いたことがあります。便秘にいいものとされるものがたくさんあり過ぎて、自分の体に合うものを見付けるがなかなか難しいとは思いますが、あまり便秘の事を考え過ぎても、かえってそれがストレスになりかねないので、自分の体を第一にゆっくりと向き合っていくのが良いのではないかなと思います。