便秘解消に効果のあるツボと押し方とは
- 2016.04.24
- 便秘解消マッサージ・運動
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便秘は、3日間以上排便がない状態や毎日排便があっても残便感がある状態など排便が困難となっている状態の総称です。
体外に排出しなければならない不要なものが体内にとどまっているということになるので、様々な部分に不具合が起こりやすくなります。
中には、自然治癒しない危険な症状を引き起こすケースもあるので、たかが便秘と軽く考えるのではなく、適切な対処を行わなくてはなりません。
女性に特に多い便秘
なお便秘は、特に女性に多く見られる症状です。
20歳代と30歳代の女性の内の約70パーセントが、便秘に悩んでいるというアンケート結果もあります。
これは、黄体ホルモンの大腸を抑制する作用や骨盤の形、筋力の弱さなどが関係しています。
これらの内で、筋力は鍛えることで向上しますが、黄体ホルモンの作用や骨盤の形は変えようがありません。
このために、常に注意して予防に取り組まなければ、毎月の生理前には便秘になってしまいます。
便秘解消はツボ押しで
便秘を解消する方法としては、野菜やフルーツなどの食物繊維を多く含む食品や腸内環境を整える乳酸菌を含んでいるヨーグルトなどの食品の摂取や大腸のらせん運動を活性化させるヨガなどの運動が広く知られています。
そして、これらよりももっと簡単に出来るのが、ツボを刺激する便秘解消です。
ツボは、東洋医学で気の出入り口と考えられている部分です。
気の流れが乱れることにより痛みや不調が生じるというのが東洋医学の理念で、ここを刺激することで悪い気を放出して新しい気を取り入れることになり、気の流れが改善して自然治癒力を引き出すことが出来ると考えられています。
具体的なツボ押し方法
なお、便秘解消のツボはお臍から、左右両方指3本分外側の位置にあります。
この部分を、人差し指と中指、薬指の3本で、左右同時にゆっくり押します。
注意点は、押す時には身体を伸ばさずにくの字に曲げるようにするということです。
このツボは天枢という名前で、胃経という経絡に属しており、大腸の機能を調える作用があります。
このために、胃腸の調子を整える目的で刺激するケースが多く見られています。
次に、この天枢から指3本下にある大巨というツボも、腸や消化器機能の働きを活発にする作用があるので、お腹の張りを伴う症状の時には効果を発揮します。
押し方は、両手の人差し指と中指を重ねて押しながら揉んで刺激するという内容です。
これにより、この部分が温まるので、腸の働きが活性化して便の排出がスムーズに行えるようになります。