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便秘が高血圧の原因になるのは何故?硬い便が体に及ぼす影響

便秘になると、血圧が上昇してしまうことがあります。
力むと血圧が上がるというのはなんとなくわかりますが、そのほかにも血圧の値に悪影響を与える要素があるようです。
ここでは、便秘と高血圧の関係について詳しくみていきます。

排便の時に力むから

便が硬くなってしまうと、出す時に強い力が必要になります。
普通ならスルリと出るのですが、硬い便は水分を失って硬くなっているので、力を入れないと押し出すことができません。
そのため、体に力が入った時に血圧が上がります。

お腹に力を入れて力むと、腹部に大きな力がかかるので高血圧になります。
これは瞬間的な高血圧ですが、血液の粘度が高い人は力んだ一瞬の間に血液が詰まったり、血管壁が剥がれて詰まってしまうこともあるので注意が必要です。
また、硬い便は肛門を傷つけて痔の原因になることもあります。

老廃物が滞る問題も

イライラ

便秘になると、腸内に老廃物が滞って、新陳代謝が低下します。
すると中性脂肪やコレステロールが溜まりやすくなって、血管にこびりついてしまいます。

血管にコレステロールが入り込んでしまうと、血管が柔軟性を失って硬くなる動脈硬化が進んでしまいます。
また、コレステロールは血管内部でこぶのような塊になって潜り込むので、血管の幅が狭くなってしまいます。

動脈硬化が進んで血液が流れにくくなり、さらに血管内部が狭くなって血液が流れにくくなるので、血圧が上昇してしまうということです。

精神的なストレス

便秘になるとスッキリせずに、常にイライラした状態になります。
イライラしている状態は、自律神経の働きを乱して血圧を上昇させる原因になります。
イライラして便秘になってさらに高血圧まで引き起こされたら、たまったものではありませんね。

根本的に改善するには腸内環境を整えてあげることが必要ですが、とりあえず楽になりたいのであれば、便秘薬を使うという手段をとってもいいでしょう。

便秘薬はクセになるから使ってはいけないと頑なに思い込んでいる人もいますが、体を楽にしてリラックスさせる目的ならば、我慢しないで使っても大丈夫です。
使い続けると薬が効きにくくなることもありますが、水分を含んで便を柔らかくさせるような系統の薬ならば常習性はありません。

食事から改善するには、水と油を意識的に摂取したり、水溶性食物繊維を多めに摂取するようにしましょう。
野菜、油、水を意識して摂るようにすると、だんだん回復していきますよ。

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