便秘と下痢に腰痛まで…考えられる要因ってなに?
- 2016.05.16
- 便秘の原因について
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便秘に苦しむ人は意外に多いものであり、その解消法もよく知られるようになってきました。
腹痛を感じるようになるととてもつらいことから誰もが解消を望むものですが、なかなか治らない人もいるのが事実です。
それどころか、下痢になってしまったり、腰痛になってしまったりと様々な症状が重なってきてしまって大変になることもあるでしょう。
その要因が何であるのかということをあらためて考えて対策を立てていくことが大切です。
多様な症状を伴う便秘を引き起こすストレス
便秘だけでも腹痛を起こしてつらいというのに、腰痛もあればときどき下痢も起こして身体中がつらいと感じ始める人もいます。
その要因として現代社会で多くなってきているのがストレスです。
ストレスは様々な形で身体に不調を引き起こすものであり、それによって胃腸の活動が低下してしまうことがよくあります。
腸の蠕動運動が滞ってしまって便秘になったり、消化がうまくできなくなってしまって下痢になったりということになるのです。
また、血液の循環が悪くなってしまって腰痛や肩こり、冷えといった症状も引き起こすことがあります。
ストレスが原因で直接に腹痛になってしまう人も稀ではなく、こういった不調の大本にはストレスがあることが多々あるのです。
一度は疑う必要がある大腸がんや直腸がん
便秘の他に腰痛や下痢などの症状を伴っている場合にはそもそも大腸に重篤な疾患がある場合があります。
その典型的なものでありながら恐ろしいのは大腸がんや直腸がんです。
特に一般的な便秘解消法を試して全然効果があがらず、たまに排便できても腹痛が治まらないというときには注意が必要です。血便が出るようになることが多いのが特徴であり、こういった症状に心あたりがある場合には医療機関の受診が何よりも大切です。
女性なら気にかけるべき疾患の可能性
腰痛や下痢を伴うような便秘のときには女性なら疑うべき疾患があります。子宮筋腫や卵巣嚢腫がそれに該当するものです。
自覚症状として大腸がんや直腸がんに近いところがありますが、下腹部にしこりや固まりと感じるようなものが手で触ってもわかる状況になっていることが多いのが特徴です。
また、血便が出ることはあまりないので、その点で比べることもできるでしょう。
この場合には良性の腫瘍であるため、それほど焦る必要はありませんが、肥大が起こっていくと苦しみも増していってしまうため、産婦人科に相談に行くと良いでしょう。