妊婦の便秘は何故起こる?【原因と解消法をご紹介します】
- 2016.06.10
- 便秘の原因について
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妊婦の方で、便秘に悩まれているという方も多いことでしょう。
妊娠すると、体に色々な変化が起こります。つわり、肌荒れ、肌のかゆみなど、様々なトラブルがありますが、便秘も妊婦にとって代表的な体の変化の一つでしょう。
妊婦の便秘はなぜ起こるのか
妊婦の便秘はなぜ起こるのでしょう。
もともと女性に多いと言われていますが、妊娠して初めて悩まされるようになったと言われる方もおられます。
原因と解消法について考え、妊娠中の便秘と上手く付き合いたいものです。
原因の一つに、ホルモンバランスの変化があります。
妊娠すると、黄体ホルモンが増えます。黄体ホルモンは妊娠を継続させようとする働きがあり、体に栄養や水分を保たせ、逃がさないようにするために、体中の代謝を悪くしてしまいます。ですから、腸に水分が行きにくくなり、便秘を引き起こしてしまうのです。
二つ目には、つわりによって食べる量が少なくなったり、水分も取れなくなるために、便が固くなり排便が苦しくなってしまう、ということが考えられます。
三つ目には、運動不足が考えられます。妊娠中は体調不良や、お腹が大きくなると動き辛くなることもあり、腸に刺激を与えにくくなります。
便秘の解消法
では、便秘の解消法について考えましょう。
やはり、水分補給が重要です。水分は腸を刺激し、排便を促します。朝、起きた時に、コップ一杯の水を飲むと良いでしょう。
つわりで水は無理、といわれる方には、ノンカフェインの麦茶やほうじ茶、スポーツドリンク、フルーツジュースなどを飲むのも良いでしょう。
それから、食物繊維を多く含むものを食べることも重要です。豆類、キウイやりんご、プルーンやレーズンなどの果物に多く含まれています。
また、乳酸菌を積極的に摂りましょう。ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、納豆にも乳酸菌が含まれています。
軽い運動も便秘解消に効果的
つわりが安定した方には、軽運動がおすすめです。軽いウォーキングは、外の空気を吸うこともできてリラックスでき、また適度な運動になり、便秘の解消を促してくれることでしょう。
最後に、妊娠中に便秘になったからといって、焦ったり気に病んだりして、ストレスをためないようにしましょう。自分の中で抱え込んでしまうと、症状がひどくなってしまうこともあります。妊娠中は心も体も大きく変化するものだと割り切って、リラックスして過ごすことが重要です。また、妊娠について気になることがあれば、信頼できる医師、看護師、助産師に相談してみるのも良いでしょう。