吐き気と腹痛を伴う便秘は危険!?原因と対処法
- 2016.03.03
- 便秘の原因について
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便秘が長く続いているとただ便通がなくて苦しいと感じるだけではなく、腹痛がしてきたり、吐き気をもよおしたりするようになってきてしまうこともあります。
こういったときにはただ苦しいだけではなく、さらに症状が悪化していってしまうリスクがあることが知られています。
その原因を知って正しい対処を行っていくことが大切です。
便秘が続くと出てくる恐ろしい症状
便が出ないのが続いてしまってしまい、お腹が張ってだんだんと苦しく感じてくるというのは便秘でよくある症状です。そのくらいならなんともないと思っていて、そのうちに便通があって解消しているうちは良いでしょう。
しかし、便秘が長く続いてしまうと様々な症状が表れてきます。
腹痛がその初期によくあるものであり、経験する人が多い症状として代表的なものです。
そして、それと並行してしばしば見られるようになるのが吐き気や頭痛、肩こりや腰痛、冷えといった症状です。こういった症状が便秘が原因となって起こると考えると恐ろしいものかもしれませんが、きちんとしたつながりがあるのです。
便秘が原因で腹痛や吐き気が出る原因
便が腸の中にたまってしまっていて、ガスが抜けなくなってしまっているのが腹痛の原因となるものです。それによって腸が膨れ上がって周りを圧迫してしまうのが痛みの原因となっています。このガスが抜けない状態が続いてしまうと、ガスが血液中に溶け込んで身体の中を循環するようになっていきます。
このガスはいわゆる腐敗臭の成分が含まれていて、もともと体外に排出する予定であったあまり身体に良くない成分が多いのが事実です。
これが原因となって脳に不調が生じたり、血液の循環が悪くなったりすることになり、吐き気や頭痛、肩こりなどの諸症状を引き起こすことになるのです。
そのため、マッサージをしたりしてガスを抜くということが最も必要となる対処法であり、ひどい場合には下剤や浣腸のお世話になることも考慮が必要です。
別の原因から便秘になっている可能性
便が出ていないということから便秘が原因になって腹痛や吐き気などが引き起こされていると考えてしまいがちですが、別の病気の可能性を考えることも大切です。何か他に病気があって、それが原因でこれらの症状が全て出てきている可能性があるからです。
これらの症状はいずれも消化器系の症状と呼ばれるものであり、腸疾患によって引き起こされる可能性が高いものです。その可能性も考えて病院に行くのも正しい対処法として考慮しましょう。