プルーンは便秘に効果的?!【効果や正しい摂取方法とは?】
- 2016.06.07
- 便秘に良い食べ物・飲み物
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鉄分が豊富で貧血予防に良いと言われているプルーンですが、実は便秘解消にも役立つ食品です。プルーンはドライフルーツやジュース、ペースト状などに加工されている物もあって、さまざまな摂り方ができるのでとても便利ですが、プルーンにはどのような効果があるのでしょうか。
2種類の食物繊維が摂れるプルーン
便秘解消に効果的な成分として、真っ先に思い浮かぶのは食物繊維です。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、それぞれ便秘に対して違ったアプローチをします。
不溶性食物繊維は水に溶けないので、胃と腸を通過していく間にどんどん水分を吸収していき膨らんでいきます。それが腸を刺激して蠕動運動を促すので、腸の働きが活性化していきます。
水溶性食物繊維は水に溶ける性質があり、吸着力に優れているので、腸内の余分な老廃物をからみ取る他、粘膜をガードしてくれる働きがあります。水溶性食物繊維には腸内の善玉菌を増やす作用もあるので、腸内の環境を良くして便通を良くする働きがあります。
便意を高めるソルビトールが摂れる
プルーンにはソルビトールという甘味のある成分が含まれています。
砂糖と比べてカロリーが低いのでお菓子などの食品、歯磨き粉などの生活用品にも使われている成分です。
ソルビトールは下剤にも使用されている成分になり、便の水分を保つ働きがあるので、自然に排便を促してくれます。便は出ない期間が長くなるほど、水分が吸収されてしまって固くなり余計に排泄しにくくなります。
プルーンに含まれているマグネシウムやカリウムといったミネラル分には、便を軟らかくしたり筋肉の運動を高める働きがあるので、これらの成分の相乗効果で便秘の改善が見込めます。
効率的なプルーンの摂り方
便秘解消のためのプルーンを摂り方ですが、
生の果実よりもドライフルーツがおすすめです。果実を乾燥させるとカロリーが高くなってしまいますが、食物繊維の量も増えるので効率良く成分が吸収できます。
食品なので1日の摂取量に決まりはありませんが、食べ過ぎると必要以上にカロリーを摂取してしまったり、おなかが緩くなって何度もトイレに通うことになりかねないので気をつけましょう。
そのまま食べても良いですが、ヨーグルトに混ぜたりシリアルに加えて食べると、他の栄養素も一緒に摂れるので便秘解消効果が高まります。朝食に加えると日中便意を感じることになるので、朝におなかをすっきりさせたい時には前日の夜に食べるようにします。