便秘外来は保険適応される?検査や治療にかかる費用相場とは
- 2016.05.06
- 病院・検査にまつわるコラム
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便秘に悩まされている人にとってその解決策があるというのなら飛びつきたいということも多いでしょう。
最近ではそういった人の悩みに応える便秘外来を設置する病院が散見されるようになってきています。
どんな検査をしてどのくらいの費用がかかるのかを知っておくと思い切って受診することができるでしょう。
便秘外来の保険適応
便秘に悩まされる人が多くなってきたことを受けて、その解決したいという悩みに応じるように便秘外来が設置されるようになってきています。
まだ数こそ多くなく、行われている検査や治療にも違いもありますが、増える便秘の悩みを解決すべく病院側もサービスを充実させてきています。
便秘外来を受診して診察を受けたいという人にとって気にかかるのが保険が効くかどうかということでしょう。
全額負担ともなると大きな医療費になってしまうことが懸念されるからです。
一般的には初診料や検査、治療にかかる費用は保険が効きます。
しかし、病院によっては全額負担となってしまうことも稀にあるので確認をとってから受診するのに越したことはありません。
便秘外来で行われる典型的な検査
便秘の原因を特定するということが便秘外来で行われる治療の始まりであり、そのための検査が実施されます。
典型的なのは視覚的に便がどれだけ大腸にたまってしまっているかをわかるようにする方法であり、腹部X線検査が行われます。
また、大腸の病気がないかを確認するために注腸造影検査と呼ばれる造影剤を用いるX線検査も行われることがよくあります。
また、そういった検査からよりはっきりと内部を確認したいという状況になると大腸内視鏡検査が行われることになります。
こういった一連の検査に加えて血液検査や便潜血検査などの一般的な検査を加えてどういった状況になってしまっているのかというのが診断されることになります。
検査や治療にかかる費用の相場
こういった特殊な検査が行われるとなると費用が気にかかるのが常です。
保険が効くことからそれほど高額になるということはなく、3割負担の場合には腹部X線検査が630円、注腸造影検査が2800円、大腸内視鏡検査が6600円というのが基本となる相場です。
こういった検査が行われて治療を行う場合にかかる費用はその病状によって大きく異なります。
下剤で済ませる場合には数百円から千円程度ですみますが、ポリープの切除が必要になると30000円程度の費用がかかることは覚悟が必要になります。