酷い便秘になってしまったら何科に行けば良いの?
- 2015.12.03
- 病院・検査にまつわるコラム
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便秘は、3日以上排便がない状態、又は排便があっても残便感がある状態のことです。
人間は、食物を摂取して栄養素を吸収すると共に、不要な部分を便として体外に排出することにより生命活動を営んでいます。
このために、便の排泄が困難となるということは、本来であれば体外に排出されるはずであった毒素や老廃物が蓄積されるということになります。
健康にもマイナスな影響が
これらの不要な部分は、血液の中に入りこむことにより、身体中に送り込まれます。
毛根に生息している常在細菌に分解されることにより、体臭や吹き出物の原因となる物質が生産されます。
このような状態になることから、便秘は美容の大敵と表現されています。
また、便秘は美容だけではなく、健康にもマイナスの影響を及ぼしてしまいます。
具体的な症状としては、腹痛や吐き気、食欲不振や眩暈などが報告されています。
これらの症状を改善するために、医療機関でも治療が行われています。
つまり、酷い便秘になった時には、病院で治してもらえるということになります。
便秘は何科?
便秘を取り扱っているのは何科というと、胃腸科や消化器内科が一般的です。
これらの他に、長年便秘に苦しんでいる様な人を対象とした専門外来を用意している医療機関もあります。
また、身体全体の状態を自然に回復することを目的とした漢方外来が適当な場合もあります。
つまり、病院での便秘治療は多様な選択肢が用意されているということになります。
このために、何科が一番良いのかということは、その時の状況や個人の希望により異なってくるということです。
治療法は診察により決定されるのですが、その内容は病院により違いがあります。
何科で診察を受けたらよいのかが分からない時には、総合病院などの複数の分野を取り扱っている医療機関を選択するのが適当です。
ただの便秘にすぎないと思っていても、他の病気が原因というケースがあるからです。
このような場合は診察と共に精密検査が必要となるので、何科を選べばよいのかを自己判断で決定することは適当ではありません。
まとめ
便秘は、身体の構造による特徴が原因で、男性よりも女性に多く見られる症状です。
このために、病院で診察を受けるのが恥ずかしいということで、我慢してしまうという人も少なくはありません。
ただし、放置しておくと深刻な症状に発展してしまう可能性があるので、出来るだけ早い段階で病院に行くことが求められます。
そのためには何でも相談できるかかりつけ医を用意しておくことが効果的です。