【症状別】自分にあった便秘薬の選び方
- 2016.05.11
- 便秘薬の選び方や使い方
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便秘とは、排便が1週間に2回以下の状態を便秘といいます。
ですから、3日以上排便がないと便秘ということになりますが当てはまりますか?
便秘状態を解消するために食物繊維の多いものを食べたり、水分を多めに摂ったり、身体を動かしたりしてみたけれど効果がない場合、便秘薬を使うことが最終手段になります。
便秘薬は自分に合ったものを選ぼう
便秘薬は、飲んでみたけれど効かないという方や逆にお腹がくだってしまうという方、全般的にお腹が痛くなるというお話を耳にすることも多いです。
考えられることは、便秘のタイプとお薬があっていないので便秘薬が効かないとか強すぎるということに繋がってしまっているということが言えます。
ご自分に合った便秘薬を選んで上手に便秘薬を活用しましょう。
まずは、ご自分の便秘がどのようなタイプなのかを知ることから始めましょう。
便秘の種類について
便秘には、弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘の3タイプがあります。
弛緩性の便秘は、日本人に一番多く腹筋の弱い女性や高齢者に多く見られます。便の水分量を増やして排出することを目的としているお薬が適しています。
弛緩性の便秘に適する下剤の種類としては、膨張性下剤、浸潤性下剤があります。膨張性下剤が体への影響が最も少ないといわれていますのでおすすめです。効かない場合には、ご自分に合った量を知るためにも増減してみてください。
痙攣性便秘は、腸の緊張から便がスムーズに運ばれずに起こる便秘でウサギのふんのようにコロコロしているのが特徴です。硫酸マグネシウム、酸化マグネシウムが主な成分の塩類下剤が適しています。塩類が腸管内の浸透圧を高めて水分が腸管内に移動し、便を柔らかくしてくれる働きがあります。
直腸性便秘は、直腸まで便が来ていても排便する神経が鈍ってしまっているために起こる便秘です。刺激性下剤の種類と炭酸水素ナトリウム、無水リン酸二水素ナトリウムの座薬が適しています。座薬の場合、ご自分で使用するのが難しい、抵抗があると感じる方もいらっしゃいます。
習慣化していると効果を感じなくなることも
便秘薬は、同じものを使用していると習慣になって効かないといったことも起こってきます。
同じ種類の下剤のメーカーを変えて見たり、下剤の種類を変えたりしながら量が増えすぎることのないようにしましょう。
また、選択肢の一つに漢方薬や生薬の便秘薬もあります。
便秘薬で便秘解消をし、同時に腸内環境を整えていくことも大切です。
乳酸菌の入っている整腸剤は、腸内環境を整えますので便秘の症状を改善していくことが考えられますのでおすすめです。