効果も副作用も満足した便秘薬ランキング
- 2016.05.05
- 便秘薬の選び方や使い方
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便秘薬には色々なものが市販されていますが、その中からどれを使用しようかと考えると悩まざるをえないでしょう。
どれを使えばしっかりと効果があって、副作用にも悩まされないで済むのかということになると意外に難しいのが下剤の選択です。
その満足度からのランキングを参考にして選んでみて下さい。
総合評価の高いピコスルファート系の便秘薬
便秘薬のランキングとして総合的な効果を考えると最も上位になるのはピコスルファート系の便秘薬です。
ピコスルファートナトリウムとして含まれているのが最も典型的であり、腸を直接刺激することによって蠕動運動を促してくれます。
慢性的に便秘に悩まされていると便が硬くなってしまって、これでは腸も動けないだろうなどという状況になっていたとしても簡単に便秘を解消してくれる高い効果があります。
そうでありながら、頻繁に使用しても効果が弱くなることがほとんどないのがピコスルファート系の便秘薬です。
下痢や腹痛といった副作用もあまり出ないで済むことが多く、効かないからといって増量して副作用に悩まされるリスクも少ないことから、最も安心して使うことができ、かつ即効性が期待できるものとして有用です。
一回きりの使用なら負けないセンナ系の漢方薬
頑固な便秘はこれが初めてで、これ一回きりの便秘薬だというのであれば確実に一位にランキングするのがセンナ系の漢方薬です。
即効性の高さにおいてはピコスルファート系のものよりも圧倒的に優れており、より強力に腸の蠕動運動を促してくれる薬です。
副作用も初めてのときにはそれほど重篤になることはなく、便が出てしまうまでの間に腹痛が伴うことがしばしばある程度で済みます。
しかし、センナ系の漢方薬には耐性ができてしまいやすいことから、慢性的に便秘になっている人にはおすすめできません。
使用を繰り返しているうちに効かなくなってきてしまい、うっかり用量を守らずに使ってしまうとむしろ副作用に悩まされることの方が多くなってしまうからです。
長期的な視野を持つならマグネシウム系
慢性的に便秘になってしまっているという人の場合には直接に腸の蠕動運動を促進する薬は依存してしまいがちになるのであまりよくありません。
そういう人に役立つのがマグネシウム系の便秘薬です。
マグネシウムの摂取によって浸透圧を変えることにより腸内に水分を引き込み、それが硬くなってしまった便に浸潤することによって柔らかくなります。
あまり依存してしまうことはなく、ゆっくりとはいえ確実に効果を示すことから慢性的な人ほど有用な便秘薬としてランキング入りしても遜色ないものです。