できれば毎日スムーズなお通じがあるに越したことはないのですが、一説によると女性の3人に一人は便秘の症状に悩まされていると言われています。
それ程一般的な症状になってしまったことで、自分だけではないという安易な安心感で便秘を放置してしまうと体にはとても深刻な影響が出てしまうことも考えられます。
たかが便が毎日出ないだけ・・・などと軽く考えず、きちんと食事をして毎日排便するという基本的な習慣を身につけるようにすることはとても大切です。

便秘に悩むのは大人だけではない

いまや多くの人が毎日排便のない状態に陥っていると言われますが、便がきちんと排泄できない状態が長く続くと体には深刻な影響が出ることも考えられます。
便秘に悩むのは特に大人の女性が多いと思われがちですが、実は近年子供の便秘も問題になっています。
朝起きてきちんと朝食をとることで自然に便意を感じて排便するのが理想なのですが、大人も子供も朝の忙しい時間に振り回され、きちんと排便のための時間を確保できていない人が増えているのが現実です。

子供が便秘になってしまう原因

大人がある程度そうした排便のサイクルを整えるための習慣をつけられるように手助けしてやる必要があるのですが、核家族化の進んだ現代、なかなか親の方にもその余裕が持てないという人もいます。
その結果大人自身が便秘になってしまうばかりでなく、毎日排便しないという悪い習慣が子供にまで及んでしまっているのです。

また、子供が便秘になってしまうことの原因のひとつに、自宅以外例えば学校などで便意をもよおしても排便できないと言うことが上げられます。
特に男子が個室トイレにはいることに対してとても恥ずかしさを感じると言う日本独特の感覚が影響しています。
排便は恥ずかしいことでもなんでもないのですが、こうした意識から便意を我慢しているうちに便秘が悪化してしまう人も少なくないようです。

スムーズに排便できる効果のある体操

子供の便秘が深刻な状態になる前に、体操などによってスムーズに排便できるようにするのがおすすめです。
自然な便意を促すための方法としては腰をねじって腸に刺激を与える体操が効果的です。
子供を仰向けに寝かせて膝を立て、その状態で右へひねって膝を床につけ、次にもとの体勢に戻って再び今度は左へねじって同じように両膝を床につけます。
この簡単な体操を繰り返すことで腸が刺激され自然な便意を感じるための手助けに繋がります。