便秘によるお腹の張りや腹痛がつらい時!すぐに解決できる方法はコレ
- 2016.10.19
- おすすめ便秘解消法
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便秘によるお腹の張りや腹痛がつらい時は、S状結腸など腸のカーブ部分に便や発酵などによるガスが滞留している為に、腸管組織が引っ張り伸ばされ腸管の外膜の痛覚受容体が痛みを発している状態です。
その為、「腸マッサージ」や「のの字マッサージ」、「下腹部刺激マッサージ」、「ツボの刺激」は即効性があり効果的です。
腸マッサージの効果
腸マッサージは、便の詰まっている腸の部分や腸自体をマッサージするのでは無く、腹部の奥にある血流やリンパ管の圧迫などを解消する事により腸の機能を活性化させ、腸の蠕動運動を正常に戻しお腹の張りや腹痛などの症状を緩和改善する効果が期待出来ます。
また、腸の蠕動運動をコントロールしている自律神経を活性化させる為に、両方の手の平で腰の下から背中にかけて上下にさするマッサージも効果的とされ、腰の血行が良くなる事で便意を感じ易くなります。
のの字マッサージの効果
のの字マッサージは、腹腔内で大きく渦巻く大腸に沿って時計回りや反時計回りに10~20回程度撫でる様にマッサージする事で、腸のカーブ部分に滞留している便や腸組織を揉み解し便の詰まりを解消し、お腹の張りや腹痛などの症状を緩和改善する効果が期待出来ます。
下腹部刺激マッサージの効果
下腹部刺激マッサージは、左下腹部の腰骨の内側をピンポイント刺激する事で、1番便の滞留し易いS状結腸の蠕動運動を活性化し便の詰まりを解消する効果が期待出来ます。
また、慢性的な便秘症の人は、左下腹部の腰骨の内側が硬くなっているのが実感出来るので、常日頃から硬くならない様に揉み解しておくのも1つの手です。
ツボの刺激の効果
慢性的な便秘症の人は、大巨とよばれるツボの周辺が硬くなります。
大巨は、人間の真ん中にある正中線の4㎝〜6㎝外側にある胃経上の天枢から4㎝〜6㎝下に下がった所にあるツボであり、便秘や下痢、腸炎などの大腸の疾患に効果的とされ、心臓病や女性特有の疾患などにも効果的なツボでもあります。
大巨は、身体的にリラックスした状態で人差し指と中指、薬指の3本で腹部を凹ませる様に軽く上下に振動させる様にマッサージしますが、即効性の高いツボなのでマッサージ中に消化器官の活性化が確認出来るほどです。
しかし、硬くなっているからと大巨を力任せに揉み解すのは体に良く無いので、気持ちが良い程度の力で少しずつ揉み解します。
天枢は、大巨よりも便秘に即効性があり、効果的とされるツボです。刺激の仕方は、大巨と同様に腹部が凹む程度に人差し指と中指、薬指の3本で揉み解す様にマッサージします。
便秘は、一過性の症状よりも慢性的に繰り返す事がおおいので、ツボの刺激やマッサージ、ストレス解消などを普段より継続するべきです。