下剤により体調不良を引き起こす!けいれん性便秘の正体とは?
- 2016.01.20
- 便秘「基本のき」
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便秘にはさまざまな種類があり、日本人が最も多い便秘の種類は、弛緩性便秘だと言われています。
弛緩性便秘は機能性便秘と呼ばれ、腸の機能低下により起こる便秘です。
ちなみに、この機能性便秘の中には、けいれん性便秘と呼ばれる便秘もあるそうです。
けいれん性便秘の場合は、下剤を飲むことにより、体調不良を引き起こしてしまうと言われています。
そこで、便秘体質の人は、自分の便秘がけいれん性便秘でないかを確認して、もしこの便秘なのであれば、なるべく下剤の服用を控えていきましょう。
けいれん性便秘とは
けいれん性便秘は、機能性便秘の一種です。
この便秘は、大腸の機能低下により起こるのですが、この大腸の機能低下を引きおこしているのは、自律神経の異常が原因だと言われています。
ちなみに、自律神経の異常を起こす大きな原因としては、ストレスが挙げられます。
けいれん性便秘の特徴としては、腸の動きが活発化してしまうために便に水分が残らず、引き起こされてしまう便秘だと言われています。
普段からストレスを感じやすいと感じる人は、もしかするとけいれん性便秘をこじらせてしまっているかもしれないので、なるべくならストレスを発散できるようにしていきましょう。
けいれん性便秘の症状
けいれん性便秘の症状としては、
・排便をしたいのに出てくれない
・コロコロとした硬い便が出る
・残便感がある
・排便前に極度の腹痛を伴う
・下痢と便秘を繰り返す
この5つが一般的です。
これらの症状は、他の便秘の時にも見られる症状が多いのですが、下痢と便秘を繰り返すような場合は、この便秘の可能性が高まります。
けいれん性便秘を和らげるには
けいれん性便秘の人は、食物繊維を大量摂取したりなど、一般的な便秘解消法では逆に便秘を悪化させてしまうこともあるそうです。
そこで、なるべくお腹に優しいものを摂取して、消化する時に腸に負担をかけないように、十分に気を付けていく必要があります。
また、お腹を刺激してしまうような、冷えを悪化させる生活を行なうのではなく、なるべくお腹を温めて刺激をしないことも重要です。
その為には、第一に、冷たすぎる飲み物や食べ物を摂取することは避けていきましょう。
その他、一番の原因はストレスだと考えられるので、ストレス発散を行なえるような、趣味などを探してみるのも良いのではないでしょうか?
過度にストレスを溜めない生活を心がけることが、一番の解消法であると言えるでしょう。