ただの便秘だと侮るなかれ!隠れた病気のサインかも
- 2016.03.08
- 便秘「基本のき」
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お腹の張りから始まって腹痛をもよおすことも多い症状としてかなりの人が悩まされるのが便秘です。特に女性の多くが苦しめられることになってしまいがちな傾向があり、慢性的に便秘に悩まされている人も少なくないでしょう。
時々お通じがあってそれほど苦痛がないというのであればうまく付き合っていくのも悪い方法ではありませんが、様々な便秘解消法を試しても効果がなかったり、他の症状も持っていたりする場合には注意が必要かもしれません。
隠れた病気のサインである可能性があるからです。
よく知られている便秘の解消方法とその効果
便秘は腸の中に便がたまってしまって出せない状況になってしまっているものであり、何かの拍子で解決してしまう場合もあります。慢性化してしまっている場合には体質や生活習慣が問題になっていることも多く、その根本的な解決を行わなければなかなか治りにくいのが事実です。
腹筋運動をして腹筋を鍛えたり、食習慣を見直して便が出やすい食事をしたり、体操をして腸の活動を活発化したりするというのがその解消方法としてよく知られているものであり、腹痛対策のために取り組む人も多いでしょう。
その効果によって改善する人も多いものの、いくらやっても全然効果がないという人もいます。そういったときには原因が別にあると疑うことが大切です。
解消の取り組みがあまり効果がないときの原因
便秘の原因は体質や生活習慣だけでなく、病気が原因であることもあります。
女性に多いものの一つとして貧血が原因となっていることがあります。貧血になると血液の中に含まれる栄養分が足りなくなるため、腸の蠕動運動が十分に行えなくなることが多いからです。
また、貧血のためにとっている鉄剤が便秘を引き起こすことも多いため、それが原因となっている場合もあります。鉄剤は下痢の原因ともなるため、下痢もしばしば見られているというときにはその疑いを持つことも大切です。
腹痛や下痢を伴うときの更なる可能性
腹痛や下痢を深慢性的に伴っているときにはもっと刻な病気のサインであるということを考えなければなりません。
女性に多いものとして子宮筋腫や卵巣嚢腫があります。この際には子宮や卵巣に良性の腫瘍ができていることによってこういった諸症状が引き起こされていることになりますが、その治療も産婦人科で行ってもらうことも難しくはありません。
しかし、大腸がんのリスクもあることから検査を受けておくということは欠かせないでしょう。そういった病気のサインである可能性があるのです。