禁煙をきっかけに、すっかりツマリ体質になってしまいました。これが頑固で、朝イチのコーヒーで腸に刺激、それでもダメなら漢方の便秘薬でなんとかやっていました。が、妊娠、出産、授乳期間中はコーヒーも漢方も飲めずで、つらい思いをしていました。

わたしの場合、便秘のツラさは大きくわけて３つの方面に出ます。まずは、排便時のツラさ。便秘をすると、とにかく便は硬く、出づらくなります。痔事情には詳しくないのですが、時によっては血が出たりするので、痔的な何かになっているのかもしれません。でも、排便と排便の間には日数が経つので、その間に傷はそれなりに癒えるのですが…せっかく便に出ていってもらえる、と喜んだのも束の間、痛いのですから勘弁です。もうひとつのツラさは、ひどい肌荒れです。とにかく、鼻、口の周りに痛くて赤い吹き出物が次々にできます。元々メイクは薄いのが好きだし、洗顔もきちんとしているので、他のところにはあまり出来ないのですが。便秘をすると３日目には、体内に溜まった毒素がここに染み出しています、といった感じで出てきます。治りも悪く、じくじくして膿みやすいし、痕になりやすいので、とてもストレスです。その毒素と関係しているのかな、と思うのですが、便秘をして日が経ってくると、体はなんとなく重苦しく、頭はスッキリしなくなってきます。気のせいでしょ、とも言われるのですが、別に他に原因も思い当たらず、肌にも便秘ニキビが出ているし、全身に悪いものが溜まっているのだから、そのくらいの症状は出てもおかしくないと思います。

自分には、プルーンがあっているようです。スーパーのフルーツ売り場なんかにレーズンや他のドライフルーツと一緒に置いてあるものですね。沢山食べると効き目の穏やかな便秘薬程度には流してくれますし、２、３個を毎日おやつがわりに食べれば、いわゆる「毎朝のリズム」に貢献してくれる感じがします。プルーンに行き着く前は、漢方の便秘薬を愛用していましたが、これもよかったですね。下痢になるほど強い効き目ではなかったので、一日中外出したい日でもヒヤヒヤせずに飲めました。ただ、子供を産んで、授乳中は漢方便秘薬はダメなんですよね。それで、便秘解消も食品頼りだったんですが、野菜だけではなかなかうまくいかず。母に薦められてプルーンを食べ始めました。授乳中は鉄分が必要なので、プルーンは便秘も解消して鉄分も摂れるので、一石二鳥でした。

運動不足だからだとか、野菜を食べていないからだとか、便秘をしていると、対策を求めているだけなのに、なんだか責められているような気分になりますよね。わたしの場合、便秘のきっかけは禁煙だったので、いっそ禁煙をやめようかと真剣に検討したくらいです。そこから紆余曲折、いろいろやってみましたが、結局、自分のいつも通りのライフスタイルにあわないものは続きませんし、劇的な効果が便秘に対してある薬は、ないとやっていけなくなるし。そんなに大袈裟でなく、自然に取り入れられるものがいいと思うのですよね。わたしの場合はプルーンでしたが、ヨーグルトがいい人もいれば、薬が合理的だと思う人もいるし、運動したい人だっていると思うんです。自分がどうすれば楽で自然か、を考えることだと思います。