子供のころから、多小便秘気味でしたが、ひどくなったのは、就職してからです。特に、管理職になってからは、仕事でのストレスや不規則な生活が多くなりました。仕事は、民間企業での研究開発職でしたが、他社との競争などで、突発的で深夜の会議などもありました。この不規則な生活が原因であったと思います。

　不規則な生活が原因と思っていましたので、まず退職してからは生活リズムを整えるようにしました。起床時間、就寝時間、食事の時間など、できるだけ規則正しくなるようにしました。それでも、便秘は、なかなか解消しなくて、市販薬のお世話にあることが多くありました。そんな状態でしたが、ある時、腹式呼吸が良いと聞き、実行してみましたが、簡単には効果が出ませんでした。何とか排便したいと思う気持ちが強いのか、ちっとも便意が感じられませんでした。 　他の方に効果があるというのにどうして自分には効果がないのかと半分諦めていました。そんなある日、偶然かもしれませんが、便座に座っていて、何も考えない状態、つまりほかのことを意識しないで、呼吸を止めて神経を肛門に集中した時がありました。これで、これまで苦労が解決しました。

　市販の薬でも効果がると思いますが、習慣性のある薬も多いのでお勧めできません。厳秘解消については、いろいろな方法が提案されております。どれも効果があると思っていますが、自分に適した方法を見つけるのが難しいのではないかと思います。私の場合も同じで、長い間、いろいろ試してみましたが、長続きしない状態でした。お金をかけず、日常生活の中でできることはないかと思っていました。 　厳秘も自律神経の働きと関係しているので、気になることや嫌なことを思いながら便座に座っても、無駄な時間を過ごすだけではないかと思います。目先のことに取り組むということに専念するためには、雑念を捨てるしかないと考えました。トイレに入ったら、お尻に神経を集中させることにより便秘からきっと解放されると思います。焦らず、じっくり、取り組んでください。