20代後半で出産しましたが、産後に冷えや便秘に悩むようになりました。30代になってからはさらに症状が出やすくなりました。おそらく代謝が落ち、ストレスや運動不足、食生活の変化などが影響していたと思います。

食物繊維を意識して摂ることです。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。不溶性食物繊維は腸の蠕動運動を活発にしたり、便のかさを増す働きをし、水溶性食物繊維は便を柔らかくしたり、逆に下痢の時には便を固める働きもします。便秘対策には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂ることが大切だと実感しています。でも、多くの食べ物は不溶性食物繊維が豊富です。たとえばイモ類やきのこ、ドライフルーツ、ナッツなどがそうです。そこで、水溶性食物繊維が豊富な食べ物も、意識して食べるようにしています。水溶性食物繊維は果物や海藻類、大麦などに豊富です。これらを毎日摂ることで、食物繊維のバランスが良くなり、お通じの状態を良くすることができます。

便秘はこれさえ食べれば解消できる、というものはなかなかなく、やはりいろいろなものをバランスよく食べたり、ストレッチや運動をする、体が冷えないようにするなど、便秘の原因となっている生活習慣を改善していくことが近道だと思います。また、自分がどのような時に便秘になりやすいかを振り返ってみて、対策をとるのもおすすめです。例えば、仕事が忙しいと便秘になりやすいなら、短時間でもリラックスできる方法を見つけたり、スムージーなどで手軽に食物繊維を補う、また、旅行に行くと便秘になりやすいなら、旅先に乳酸菌入りの整腸剤を持っていく、などもいいのではないでしょうか。逆にお通じの調子がいいのはどんな時かも振り返ってみると、便秘の時の改善に役立つと思います。