便秘が気になりだしたのは今から30年前、中学生になったころです。何がきっかけだったか、今考えると生活習慣の変化で、毎朝トイレに行く時間を作らなかったことだと思います。遠くの学校に電車で通っていたため、毎朝目が覚めると急いで身支度だけをして、朝食もそこそこ、電車の時間に遅れないようにいそいそと家を出ていくことが多かったからだと思います。

20年以上も大量の便秘薬に頼っていた私は、いい加減に薬をやめて、自然な方法で便秘を治したいと思っていました。 数年前に読んだ記事にはこういったことが書いてありました。 まずは、リラックス。リラックスしているときは腸が働く時間なので、腸内にあるものを排泄へ向かわせる時間です。 また朝トイレに行く習慣をつけることです。朝は排泄の時間。体内にたまった不必要なものを出す時間なので、トイレに行く時間を作ることは、意外に大切です。 なるほど。 どうしてもドタバタしてしまう朝、仕事のことやその日の予定とかを考えながらいそいそと支度する日はやはり便秘がちです。 それと反対に、少し早めに起きて、ゆっくり朝ご飯を食べ、「今日の夕飯名に作ろうかな」とか緩めのことを考えている日は自然にトイレに行きたくなります。 ただ、便秘薬を一切やめて、このリラックス法だけに頼るのも心細く、毎朝起きがけ、胃が空っぽの時にオリーブオイルを小さじ1杯飲むことを習慣にしています。これが結構効いているのではないかと思います。 時間や気持ちに余裕のない日が続いた時も、お通じがありますので。 良質のオーガニックエキストラバージンオイルで、低温圧搾のものです。便秘だけではなく、健康にもよいので続けています。

悩まないことが一番の対策だと思います。そんなことを言われたって便秘になれば気になるでしょうが、その心配が腸の活動を鈍くしているのです。 私の便秘歴は長く、胃腸科で検査をしたこともありました。おしりからバリウムを入れ、腸のイメージを見る検査です。結果は、私の腸は標準よりも細く長めなので、便秘になりやすいとのことでした。お医者さんのお墨付きです。 食物繊維をたくさんとって、程よく運動をして、のアドバイス。そんなのずっとしてましたが、全然治りませんでした。効いたのは便秘薬だけ。便秘薬を飲むとおなかが痛くなったり、下痢なったりと大変ですが便秘でいるよりはいい、と思って飲んでいました。 この便秘に対する恐怖感がいけなかったのです。 便秘薬をやめた日、オリーブオイルを少し飲んだ後「1日2日でなくったっていいじゃない」と自分に言い聞かせました。生活習慣も改善しようと早く起きて余裕をもって支度をしていたころ、、、トイレに行きたくなったのです。オリーブオイルがそんなすぐ効くわけないので、やはりこの、心のゆとりだと思います。 便秘を気にするよりも、忘れること。腸が運動できる時間を作るためにも、たまには好きなことをゆっくりしたりして、リラックスしてみてはいかがでしょうか。