小学生の頃から便秘に悩んでいました。 身体もよく動かしていましたし、好き嫌いも少なくよく食べていました。 ただ少々神経質で気弱なところがあって、よく学校行事の前の日や、当日の朝などに腹痛を起こしていました。 しょっちゅう便秘をして、一週間出ないなんてことはざらです。 ストレスと同時に、便も溜めてしまっていました。

ストレスに由来した便秘でしたので、食事療法をやっても効果がありません。 神経疲れで腸の運動が鈍くなってしまっているので、食物繊維が足らないことによる便秘ではないからです。 長らく排便していない事実が、プレッシャーとしてのしかかり、さらにストレスになっていきます。 運動しようにも、体調がすぐれず、気分が沈んで起き上がるのも億劫なほどです。 どんどん便秘は悪化する一方。 まずは、排便していないプレッシャーを解消するために、病院に行って下剤や整腸剤を処方してもらいました。 市販のものでも大丈夫ですが、私は先生からのアドバイスやカウンセリングもしてもらいたかったので、病院に相談に行きました。 下剤のおかげで、とりあえず排便があったので、便秘プレッシャーは一旦クリアしました。 ここから、便を溜めないようにしていきます。 食物繊維の多い食事は、日ごろから行っていたので問題はありません。 便秘になる要因をあれこれ考えていて、あまり水を飲まない傾向があるなと気づきました。 朝と寝る前にコップ一杯の水を飲むようにしました。 それ以外でも、できるだけ水分を摂るように心がけました。 そして適度な運動をします。 これも、運動しなければというプレッシャーを感じてしまっては、またストレスが溜まってしまうので意味がありません。 運動というと、ジョギングしたりウォーキングしたりと、わざわざ時間を取ってやらなければいけないイメージがあります。 私は、まずそのイメージの払拭をしました。 買い物に行く、通勤する、仕事をする、家事をする。 とにかく、身体を動かせばそれでいいと思うようにしました。 目標を高く置かないことで、だいぶ気楽になりました。 要は、「便秘であるからなんとか解消しなければ」というストレスを溜めないことです。 水を飲むことと、軽運動で若干の効果が見られました。 それでも溜まってしまった時は、思い切って下剤を使います。

ご自身の便秘が、何に起因するのかをはっきり理解する必要があります。 それがわかっていないと、まったく効果のない解消法を続けて、何の結果も得られなかったということにもなってしまいます。 便秘を抱えていると、外出しても突然お腹が痛くなったりしないか不安になります。 なので、常に整腸剤を持ち歩いています。これも不安解消の為です。 便秘になることでストレスを抱え、そこからまた便秘になっていくという悪いサイクルもあるということ。 ストレス便秘に悩まされている私は、一日でもスッキリとした日が多くあることを願って、あまり大きな効果は期待しないようにしました。 そうすることで、無理のない解消法でストレスを溜めないように続けることが出来ました。