私が便秘に悩み始めたのは中学生になってからのことです。大きな環境の変化や人間関係、勉強、思春期特有のストレスなど...。運動も苦手だった為、部活動はほぼ座りっぱなしの文化系でした。また当時は野菜嫌いを中心とした偏食がひどく、その他にも何故か「水分をあまり摂らない」という癖があったことが原因だと思います。

水分が足りない生活を続けていると、自然と腸の中で便が硬くなってしまう上に、腸自体の動きも鈍くなってしまいます。
■起床後、就寝前にコップ一杯のお水 一日の水分摂取量が驚くほど少なかった私は、まず【1】起床後【2】就寝前 に、必ずコップ一杯分のお水を飲むことを習慣づけるようにしました。
日中でも食前食後は最低限お水を飲むという癖をつけていくうちに、次第に便秘は解消され、あの苦しいお腹のハリや痛みも無くなりました。
心なしか肌の調子も良くなり、これまた中学生からの悩みの種であったニキビも今ではほとんど出来なくなりました。
■摂るべき水分量や質を間違えない 注意しなければならないのは水分の摂り過ぎです。特に就寝前に多量の水を摂取してしまうと、夜中にトイレに行くために目が覚めてしまい、熟睡できずそのストレスが便秘を悪化させる場合もあります。
また、一般的に糖分の多いとされるジュースの飲みすぎは、むしろ腸の中で便が固まりやすくなってしまうようです。利尿作用があると言われる緑茶なども、摂りすぎると体調を崩してしまうことがあるそうなので注意が必要です。

便秘がなかなか解消されず、仕方なく下剤を使わなければならない時などは本当に苦しく辛いと思います。 私の場合は水分不足や偏食が原因でしたが、食べ物の好き嫌いがなく水分もほどよく摂っているのに治らない！という場合は、整腸剤をオススメします。即効性はありませんが、継続的に服用することによって腸本来の働きを整える効果が期待できます。
また、下剤と違って身体にかかる負担はほぼ無いですし、逆に慢性的な下痢に悩んでいる方にも効果的です。
便秘の原因は普段の食生活や運動量だけではなく、身体の冷えや心因性(ストレス)が影響していることもありますので、長期に渡って改善されない場合は、内科などの病院で医師の診察をうけることも大切です。