便秘が口臭、体臭に影響するのはほんと?
- 2016.04.07
- 便秘に関する豆知識
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便秘はお腹の中の問題であり、口臭や体臭には影響しないと考える方が多いですが、実際は原因になります。
人間は自分の臭いに対して非常に鈍感なのです。
毎日嗅いでいるからこそ、麻痺して気づきにくくなっています。
便秘体質の方は、自分で考えているよりも強い臭いを発していると考えるべきです。
便秘は老廃物を蓄積させる
便通が悪くなると、とたんに肌トラブルに悩まされる方がいます。
しっかりと洗顔しているのにニキビや吹き出物が発生したり、お肌が敏感になったり。
これは体内に老廃物を溜め込んでしまうのが原因なのです。
本来、身体にとって不要なものは、便によって排出していますが、その機能が低下すると不要物質を蓄積させてしまうのです。
ガンの発生率の向上、腸内環境の悪化、頭痛や肩こりのほか、口臭や体臭も招きます。
老廃物は有害であり、肥満を促進させる有害ミネラルも含まれています。
これらの物質は腸内に留まるだけでなく、血液に流れ込んで細胞に運搬されます。
細胞レベルで健康を損ねてしまうので、原因不明の不調を招いてしまうわけです。
便秘が続くようなら体臭に気を配ろう
便秘が長期化すると、体臭が気になるようになります。
40代になるとノネナールの分泌が活発になり、ロウソクや古本のような独特の臭いを発する加齢臭に悩まされるようになりますが、この場合の臭いはそれとは違います。
便・おならに近い臭いを発し、口臭も非常に強いものとなります。
口臭が以前と違うと感じたら、腸内環境に問題がある可能性もあるのです。
腸内はさながら真夏のゴミ捨て場のようなものです。
その中で排便されない便が滞っているわけですから、臭いが発生しないわけがありません。
便秘由来の体臭を抑えるには?
毎日しっかりと入浴をしても、臭いを消すことはできません。
体内が臭いの発生源なので、まずは便秘を解消していくことです。
大豆食品、ヨーグルト、オリゴ糖、穀類全般など、腸内環境を整えてくれる食品を多く摂りましょう。
肉類メインの食生活を続けている方は、相対的に野菜が不足しています。
野菜を食べない方は獣臭が強くなるので、1日350gを目安に食べることをおすすめします。
野菜に含まれる食物繊維は腸内環境を改善してくれますし、適度に満腹感を促すことで食べすぎも防いでくれます。
口臭や体臭は食べ物により左右されるのです。
消化しにくい食品は胃腸に負担をかけるので、なるべく消化のよい食品を選ぶことも大切です。
発酵食品全般は消化吸収性に優れており、善玉菌を増やすためにも役立ちます。