女性が便秘になりやすい主な原因3つ
- 2016.04.13
- 便秘の原因について
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便秘は、排便が困難になっている状態のことです。
明確に定義されているわけではありませんが、3日以上排便がない状態や排便があっても残便感がある状態などを目安としています。
便は、細菌の死骸や老廃物、毒素などにより構成されているので、これが体内に残っていることにより様々な不調を引き起こす原因となります。
このために、便秘は美容の大敵とも呼ばれている症状です。
便秘は特に女性に多く見られるのが特徴
便の中の毒素は、やがて血液の中に入り込み身体中に送り込まれることになります。
これが、毛根に生息している常在細菌に分解されることにより、体臭や吹き出物が発生することになります。
これが、大人ニキビと呼ばれる症状と便秘が同時に発生しやすい理由です。
なお、便秘は特に女性に多く見られるのが特徴です。
これは、男女で身体の構造に違いがあることが関係しています。
なぜ女性に多いのか
まず、女性ホルモンの一種の黄体ホルモンは妊娠できる状態にするために体内の水分量をキープする作用があります。
これにより、大腸が食物の水分を吸収するのが促進されることになり、大腸内の便の水分量が減少して硬くなるので排出するのが難しくなります。
次に、2つ目は女性の骨盤は男性よりも広いので、大腸が不自然な形で曲がりやすいということが原因です。
これにより、便は腸内にとどまりやすくなるので、水分を奪われてしまい排出することが出来なくなります。
そして、3つ目は筋力が弱いということです。
硬くなっている便を排出するためには、腹筋の力が必要となります。
このように、女性が便秘しがちとなるには色々な理由が関係しています。
しかし、だからといって全ての人が便秘に悩んでいるわけではないので、解消するための方法はいくつか用意されています。
それは、食生活の改善や筋力の向上のための運動などです。
運動や食生活に気をつけよう
まず、便秘を改善するためには大腸のらせん運動を活性化することが効果的です。
このために、野菜やフルーツの細胞壁を構成している食物繊維を摂取することは、かなり期待が持てる改善方法となります。
また、野菜やフルーツには消化や代謝をサポートする酵素という成分も豊富に含んでいるので、これらを生の状態で補給することにより、さらなる相乗効果を発揮することになります。
また、排出するための筋力である腹筋を鍛えることやホルモンのバランスが乱れてしまわないように適度な運動や睡眠を確保することも、栄養補給と同様に女性の便秘を改善するための適切な行動となります。