長引く便秘!他の病気の原因かも?【早めの受診をおすすめします】
- 2016.06.09
- 病院・検査にまつわるコラム
- 1474view
便秘が続くと太りやすくなることはもちろん、体内に毒素、老廃物が溜まったままになってしまいますので、肌が荒れる、ニキビが増えるなどの肌トラブルが起こりやすくなります。さらに頭痛や腰痛、肩こりなどの体調不良も起こりやすくなりますので、しっかりと改善しておきたいところです。
改善のために
改善のためには便秘になってしまう原因も考えていきたいですが、まず運動不足があげられますし、さらに食物繊維が不足している、栄養が偏っているなどもあげられます。
このほかでは水分不足、油分不足、ゆっくりとトイレタイムが取れないなども原因として考えられます。
改善のためには食事内容を見直したり、運動を取り入れるという方法もありますが、努力していても改善しないという人は少なくありません。
そして、慢性的な症状に悩まされている場合もあれば、今までは普通にお通じがあったのに、急に便秘するようになったという場合はなんらかの病気が原因している可能性もありますのでこちらも注意したいところです。
ただの便秘と思わずに要チェック
あまり心配ないものであることもありますが、時には重篤な病気である可能性もありますので、たかが便秘と予断せず、しっかり確認しておくことが大切です。腹痛があるか、ないか、便の状態はどうなっているのかそれぞれの症状をよく確認してみましょう。
症状も人それぞれ違いがありますが、便秘と下痢を繰り返しているという場合は精神的なストレスが関係していることもありますので、ストレスがある人はそれを取り除いたり、うまく発散する工夫も必要です。
便秘と関係する病気とは
このほかの病気としては、大腸がんや直腸がんもあげられます。タール状の便が出たり、血便があるときなどはこうした病気も考えられますので、早めに医療機関で、診察や検査を受けておきましょう。
それから女性の場合は子宮筋腫や卵巣のう腫も気をつけたいところです。腫瘍が腸を圧迫することで便が出にくくなる傾向にあり、残便感があったり、お腹にしこりがあることも特徴的です。
膨満感がある、吐き気、嘔吐があるという場合は腸閉塞、巨大結腸症なども考えられますし、腹痛がない便秘では頚椎症、甲状腺機能低下症などが起きている可能性もあります。
さらに切痔の場合も排便の際に傷みを伴うこともあり、便通が悪くなってしまう傾向にあります。
病気が関係している場合はやはりその病気を改善しないことには便秘を解消することは難しいので、気になる症状がある場合は早めに医療機関に相談し、それぞれに合う治療を進めていきましょう。