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便秘に効く水分の取り方。軟水より硬水が便秘解消に良い理由とは?

便秘を改善するには、水分がとても大切です。
また硬水を飲む方がより効果的と言われています。

その理由とは。また、どのくらいの量をどのように飲めばいいのでしょうか。

人間の体の6~7割は水分

水はヒトの体になくてはならないもの。
人体の60%から70%が水分であると言われています。

体はその水分量を保つために、外から入ってくる水の量が少ない時には、大腸からの水分吸収も盛んになってしまいます。その結果、便が固くなり大腸内にとどまりやすくなるのです。

逆に水分を十分にとっていれば、食事から摂った不溶性食物繊維が膨らんで、大腸の蠕動運動も活発になりますし、水溶性食物繊維が便を包み込んでスムーズに排出してくれます。

硬水の方が効果的な理由

ミネラルウォーターの硬度とは、一言でいうと水に含まれるカルシウムとマグネシウムの濃さです。日本では傾斜が急な山からの湧き水なので軟水が多いですが、これに対し、海外の広大な石灰質の台地をゆっくりかけて流れる水には、ミネラルが豊富に含まれています。

便秘にはこのマグネシウムが効果を発揮します。マグネシウムには水を含む働きがあり、大腸内での水分吸収を抑えてくれますから、便が滞りがちな状態でも硬くなるのを防いでくれます。

また、カルシウムには精神を安定させる働きがあるので、イライラしやすい人がなりがちな、けいれん性の便秘を予防するのにもよいでしょう。

ただ、飲みすぎると日本人の場合は下痢を起こすことがあるので要注意。
硬水を飲むときには、便が程よく柔らかくなる程度でとどめておきましょう。

また硬水には少し苦みがあるなど初めのうちは飲みにくいくせを感じますが、レモン汁を少したらすとぐっと飲みやすくなります。

効果的な飲み方とは

人間の体にとって十分な水分を保つためには、1日に1.5~2リットルの水分を摂るのが理想的です。これには、食事の際のスープやみそ汁なども含まれますから、食事どきには汁ものを忘れないようにすることも大事です。

この他に普段から水分を摂るように心がける必要があるのですが、日本茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーは利尿作用があるので、大腸というよりも尿の方に水分が行ってしまいます。便秘解消のための水分補給なら、ミネラルウォーターや麦茶がおすすめです。

飲む時間帯は、まず朝、起き抜けに1杯。寝ている間には汗をかいているので、体は水分不足になっていますから、起きたら水を飲む習慣をつけましょう。

日中は、一度にがぶ飲みするのではなく、そばに置いて少しずつ飲みましょう。
硬水は寝床に着く2時間前くらいに飲むのが、ミネラルの吸収に効果的です。

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