便秘を放っておくと口臭が?その理由と解消法
- 2016.04.18
- 便秘「基本のき」
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便秘に苦しみたくないとは誰もが思うことですが、何かの拍子で便が出ない状態になってしまって苦しむことになるのは珍しいことではありません。
しかし、それを放っておいて長続きしてしまうと口臭がひどくなるということもあります。
その原因を知って解消できるようになっておくと、人に嫌がられることなく生活していくことができるようになるでしょう。
口臭を発生させる原因になる便秘
普段は口の臭いが気になることはないのに、自分でも口が臭いと感じるようになってしまうことがあります。
その典型的なときが便秘が長続きしてしまった時であり、3日も便が出ないでいると口の中から便の臭いがし始めることがあります。
その原因となっているのは腸内にたまった便が腐敗したことにより発生したガスが行き場を失ってしまい、血液を通って全身をめぐるようになったからです。
その一部が肺で放出されて口の中に出てきているのが原因です。
また、腸から胃を逆流してガスが立ち上ってきていることもあり、口臭を一層ひどくしています。
そのため、これを根本的に解決するには便秘を治すしかありません。
一時的な効果を期待するには少量の白湯を飲むというのも良い方法であり、臭いの原因となっているガスをある程度吸収させることで口臭を軽減することができる方法です。
便秘をしても口臭に困らないようにする腸内環境
口臭の原因が便秘であるとはいっても慢性的になってしまっている人にとってはどうしようもないというところがあるでしょう。
即効性のある方法が見出だせていれば良いものの、そんなに都合の良いことはあまりありません。
しかし、臭いが問題になるときにはその部分だけでも積極的に解決する方法があります。
それは悪臭の原因となっているガスを発生しにくくするという方法です。
腐敗ガスの発生に関与しているのが腸内の悪玉菌であり、腸内フローラを変えて善玉菌が優勢な環境を作ることによって腐敗ガスの発生を防ぐことができます。
腸内環境を良くするための食事療法
腸内環境を良くして臭いの原因を断っていくためには食事療法が大切です。
基本となるのは善玉菌の栄養になるものを食べるということであり、乳酸菌、大豆ペプチド、オリゴ糖といったものが有効なものです。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品やサプリメントを利用することによってこういったものを日々の食事に取り入れていくと腸内環境が改善されていき、便秘になっても臭いが気にならない体質になれるでしょう。